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所長の挨拶

長浜バイオ大学 ゲノム編集研究所所長 山本 博章

前世紀末の人工制限酵素•ZFN(Zn フィンガーヌクレアーゼ)の開発に始まるゲノム編集技術は、今世紀初頭の人工制限酵素・TALEN(TALE ヌクレアーゼ)の開発を経て、CRISPR-Cas 系の開発につながってきました。
特に2012 年に公にされたCRISPR-Cas9 は、作製の容易さと、高い標的特異性および切断効率により、前世紀から急速に発展したゲノム科学やその基盤となってきた情報科学の強力な背景と相まって、今世紀前半を代表する技術革新としてその展望が大いに期待され、比較的早い段階でのノーベル賞に輝いたところです。
この期待に応え、人類の幸福に資する基盤技術としての当該技術の未来を可能にするためには、関連の技術と概念の基盤もまた必須で、それらも同時に「進化」していく必要があります。
バイオサイエンス分野の最先端を担う本学の重要な責務として、私たちは、高い倫理的な基盤に立って、ゲノム編集に関する包括的な課題に対して先端的な研究を行い、その成果を発信してまいります。