
個体レベルで動物の営みと機能を探求し、生き物好きがプロフェッショナルになる

4年後の成長イメージ
- アニマルバイオサイエンス領域の基本から実践に至る知識と技術を修得し、食品、医薬、畜産、愛玩動物、環境保全などの産業に係わる企業、大学、国公立機関などで活躍できる。
- 語学力と情報処理能力で、高度情報化・国際化社会に対応できる。
- 主体的に学び、自ら課題を発見し、その解決法を導き出すとともに、他者と協力して物事にあたることができる。
学びと研究を専門的に深める アニマルバイオサイエンス学科の専門教育
「専門科目」として、以下の6つの科目群から必要な講義・実習を履修することで、アニマルバイオサイエンス研究の実践に必要な知識と技術を身につけます。
学科の学び
動物科学 専門教育 |
食品衛生専門教育 (食管理関連) |
食品・実験動物 専門教育 |
生物多様性 専門教育 |
AB 専門実験 | |
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1年次 | 湖北動物プロジェクトⅠ | 実験動物学 | 野外調査実習 | ||
学部共通科目 | |||||
2年次 | 動物生理学 組織学 放射線生物学 動物生殖発生学 ゲノム解析学 病理学(アニマル) 湖北動物プロジェクトⅡ (BIWAKO SYSTEM) |
環境保全学 生体高分子解析学 食品衛生学 |
栄養学 神経科学 実験動物学演習 食農フィールド科学演習 |
動物生態学 動物系統分類学 臨海実習 生物多様性実習 |
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学部共通科目 | |||||
3年次 | 生体分子応答学 動物栄養学 発生生物学 応用ゲノム解析学 フロンティア動物科学 糖質生物学 |
タンパク質工学 生物生産学概論 公衆衛生学 生理活性物質概論 植物生理学 応用微生物学 |
免疫学 薬理学 家畜飼養学実習 |
進化生物学 水生動物学 |
A 専門実験Ⅰ(神経生理学) A 専門実験Ⅰ(次世代シークエンス) A 専門実験Ⅰ(栄養病態学) A 専門実験Ⅰ(遺伝学) A 専門実験Ⅱ(実験生態学) A 専門実験Ⅱ(実験動物学) A 専門実験Ⅱ(病理学) |
学部共通科目 | |||||
4年次 | 専門・総合 | ||||
文献調査・講読 卒業研究 |
動物科学専門教育
アニマルバイオサイエンスの基礎を学ぶ

食品衛生専門教育(食管理関連)
食品衛生や食品分析について学ぶ

食品・実験動物専門教育
家畜や実験動物について学ぶ

生物多様性専門教育
生物多様性や環境問題について学ぶ

AB 専門実験

専門総合
4年次では集大成としての「卒業研究」と「文献調査・講読」を必修として配置し、実社会で活躍するために必要な能力を養います。


STUDENT's VOICE

樋口 礼夏 さん
アニマルバイオサイエンス学科2年次生
(大阪・私立東海大学付属大阪仰星高校出身)
生物が軸だから選択肢は無限大
TVドラマの影響で化粧品開発技術者に憧れて本学へ。大学案内に私がめざす職に就く本学科の卒業生が紹介されていたのがきっかけです。ただ化粧品の開発には動物実験がつきもの。そこで少し迷いが出ましたが、「エッセンシャル動物科学」の講義で胚培養士の職種を知り、今では少子化問題に貢献できるこの仕事にも興味を持ち始めています。
PICK UP
<講義>
生物を識別しその多様性を体系化する学問分野
動物系統分類学
動物を用いた研究を行う上で、また生物多様性の意義を理解する上で、地球上にどのような動物が存在するのか、また、それぞれの動物がどのような関係であるかを理解することは極めて重要です。分類学は、生物を識別し、その多様性を体系化する学問分野です。分類学の方法や規則、種の概念などの基本的事項を学びます。

<実習>
マウスの動物実験を通じて飼料と病態の関係を学ぶ
A専門実験Ⅰ(栄養病態学)
動物栄養学を学ぶため、糖尿病の要因である肥満を標的としてマウスの正常飼育および高脂肪飼育中の水分、栄養素の定量実験を行い、飼育組成や組織重量、血中パラメーターと肥満の関係を理解します。また、動物病態生理学を学ぶため、生活習慣病としての高血圧を標的に、マウスを使った実験を行います。
