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分子バイオ科学技術領域

博士課程前期課程 分子バイオ科学技術領域

高次の生命現象を分子レベルで解析することで、その基本原理や複雑な機能を根本的に理解し、これらをバイオ技術として生かすための教育・研究を行います。

生物の成り立ちを分子レベルで理解するために、遺伝情報の解析とその情報処理技術、ゲノム情報から蛋白質の機能予測およびその医療・創薬への応用技術、プロテオームやメタボロームなどの網羅的解析技術、遺伝子工学やケミカルバイオロジーなどの新しい技術と共に、外国語によるコミュニケーション技術や生命倫理・科学者倫理に関しての教育を行います。

この様な教育・研究を通して、生命現象に関する多くの命題に対して分子レベルでの研究に貢献でき、人類や地球環境のために役立つ応用技術を開発できる人材を育成します。

学内進学の動機

中本 桃香 さん
博士課程前期課程
分子バイオ科学技術領域 1年
(滋賀・県立大津高校出身)

私は出芽酵母を用いて老化と寿命を研究する向由起夫先生の研究室に所属しています。出芽酵母はパンやお酒の製造に使われているとても身近なものですが、6,611個の遺伝子のうち700個の機能がまだ解明されていません。そこで補酵素型のビタミンB6であるPLP(ピリドキサールリン酸)が、酵素に結合することでアミノ酸代謝や糖代謝を起こす性質を利用して機能解析を行っています。この研究には解決するべき課題が多く、学部生の間に進展するのはまず難しいと考えました。もちろん3年次生のときには就職するか、進学するかで悩みましたが、私が将来やりたい仕事は化粧品や食品関連の研究職。「このまま学部卒の知識のままで研究職に就けるだろうか。この研究を続けることで、今よりもっと専門的な知識を身につけたい」と考えて、内部進学を希望しました。さらには担当教員の向先生のもと、問題解決能力や論理的思考力といった社会人としてのスキルまで養いたいと思います。