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分子バイオ科学技術領域

博士課程前期課程 分子バイオ科学技術領域

高次の生命現象を分子レベルで解析することで、その基本原理や複雑な機能を根本的に理解し、これらをバイオ技術として生かすための教育・研究を行います。

生物の成り立ちを分子レベルで理解するために、遺伝情報の解析とその情報処理技術、ゲノム情報から蛋白質の機能予測およびその医療・創薬への応用技術、プロテオームやメタボロームなどの網羅的解析技術、遺伝子工学やケミカルバイオロジーなどの新しい技術と共に、外国語によるコミュニケーション技術や生命倫理・科学者倫理に関しての教育を行います。

この様な教育・研究を通して、生命現象に関する多くの命題に対して分子レベルでの研究に貢献でき、人類や地球環境のために役立つ応用技術を開発できる人材を育成します 。

私の研究

薬剤耐性菌による感染症で苦しむ人々の治療に貢献したい

朱耘浩さん

今村 彩瑛さん

博士課程前期課程
分子バイオ科学技術療育2年

近年、薬剤耐性菌の蔓延が世界的に大きな問題となっています。中でも多剤耐性菌は治療可能な薬剤がないことから特に治療が難しいとされています。薬剤耐性菌の出現と新しい抗菌剤の開発はいたちごっこを続けており、新しいメカニズムを持つ画期的な抗菌剤の開発が必要とされています。

私の研究室では、東南アジア原産のハナショウガと呼ばれる植物から得られるゼルンボンの生理活性とその作用メカニズムに関する研究を行っています。この天然物は、抗菌活性をはじめ、抗酸化活性、抗炎症活性など非常に多くの生理活性を持つことが世界中の研究者から報告され、注目を集めています。しかし、それらの生理活性メカニズムの解明は全く進んでいません。そこで、私は抗菌活性におけるメカニズムの解明をめざし、ゼルンボンに光親和性標識法という手法を利用した機能性分子の合成に成功し、さらに検出感度をより高めるため、クリック反応という別の手法を用意た機能性分子の合成にも成功したので、これらの成果をそれぞれ学会で発表しました。今後、これらの機能性分子を駆使して、最近に対するゼルンボンの抗菌活性メカニズムを解明し、新しい抗菌剤の開発に役立てたいと考えています。今まで利用価値が見出されていなかったゼルンボンを有効活用し、これまでに無い全く新しいメカニズムの抗菌剤を開発することで、薬剤耐性菌による感染症で苦しむ人々の治療に貢献していきたいと考えています。

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