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学生団体「未来生物学研究所」が「夏原グラント」の助成事業に採択されました

2024年4月27日、平和堂財団主催環境保全活動助成事業「夏原グラント」による助成金贈呈式が行われました。原口大生助手(フロンティアバイオサイエンス学科)が代表を務める学生団体「未来生物学研究所」が2022年度、2023年度に引き続き採択され、代表して学生の定森颯凪さん(アニマルバイオサイエンス学科2年次生)が目録を受け取りました。

平和堂財団環境保全活動助成事業「夏原グラント」
対象となる事業:
主に琵琶湖およびその流域の環境保全活動で、市民が主体となって企画し行っている、滋賀県内・京都府内で実施される河川や湖等の水質保全、森林・里山保全、水源の森保全、生物多様性維持等の事業です。生活に身近な課題の解決に資する事業や、環境活動を軸に地域でのしくみやつながりを生み出すことを目的とした事業についても対象となります。具体的には、次に示すような種類および形態の活動です。

未来生物学研究所
2018年に大学で学んできた知識と技術を地域の人々に伝え、使ってもらおうと、若手研究者の団体として発足しました。環境DNAという、生物を捕獲せずに土や水からDNAから生息情報を得るため、生物個体を傷つけません。滋賀県内(主に長浜市と彦根市)で活動しています。具体的には、滋賀県ゆかりの生物の生息状況および生息環境などの自然環境調査、最新科学技術を用いた生態調査やそれにまつわる研究会や観察会、シンポジウム、啓発活動などの開催、小学校などへの出前授業、淡水魚水槽展、生息情報の整理などを行っています。

原口助手のコメント
環境保全に対して科学の力でアプローチする当団体は”科学教室”や”生き物調査学習会”、”科学セミナー”などを学生主体となって行っています。学生たちは、地域の方々や企業、団体と一緒に環境保全について学び、これをきっかけに長浜の街に出かけてくれたら嬉しいです。

定森さんのコメント
活動の一環で、子どもたちにDNA鑑定や水生生物を観察するガサガサのやり方を教えています。このボランティアを始めてから、小さな子どもたちとの関わりが増えて楽しいし、自分にとっていい経験にもなっています。