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ノベルジェンの挑戦 国大型基金プロジェクト発表

2024年6月24日、本学の大学発スタートアップ企業である株式会社ノベルジェンの研究開発と事業実証が本格始動したことを受けて、長浜市役所において(長浜市、バイオビジネス創出研究会、長浜バイオ大学)合同記者発表会を開催しました。

ノベルジェンは、「日本産冷凍生食用カキの品質向上と輸出量増大を目的とした、カキの短期肥育システムと流通DXプラットフォームの開発と実証」をテーマに、農林水産省の中小企業イノベーション創出事業(フェーズ3基金)に採択され、令和10年3月までで、12億4700万円の補助金を獲得し研究開発を進めます。

ノベルジェンは、この事業において自社が保有する微細藻類増殖プロセスを人工的に発生・維持させる技術(Algal Bloom Capture(ABC技術))を活用したカキを短期的に肥育するシステムと、そのシステムで生産したカキの流通を促進するプラットフォームを開発し、日本産カキの輸出を増加させるための技術開発と実証を行います。

また、同社のABC技術は、微細藻類の増殖に活用できるだけでなく、二酸化炭素の吸収・固定、水質浄化、マイクロプラスチック除去にも適用できるなど、多くの可能性を秘めており、本事業への利用だけでなく、さまざまな分野への適用に関する研究開発も同時に進めます。

合同記者発表会には、多くの記者が参加し活発な質疑応答が行われました。オール長浜の支援体制で実現する未来技術に今後もご注目ください。