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サイエンスとアート・マンガの融合が拓く新たな地平 — 感性と知性が出会うとき、社会課題の解決につながる可能性

2025年7月23日、長浜市ピクニックベースにて、長浜バイオ大学バイオサイエンス学部バイオデータサイエンス学科の奈良篤樹准教授と京都精華大学理事長・マンガ学部教授の吉村和真氏による対談イベント「サイエンスとアート・マンガの融合がもたらすもの~感性の編成と社会課題解決への可能性~」が開催されました。

本イベントでは、科学とアートの融合が持つ新たな価値や社会課題解決への可能性について議論が交わされました。奈良准教授は電子顕微鏡画像に色彩を加える「電子顕微鏡アート」を紹介し、科学をより身近にする試みを語りました。吉村氏はマンガの表現力とサイエンスの共通点を示し、擬人化などの手法が難解な科学概念をわかりやすくすることや、AIを活用した新しい創作の可能性についても言及しました。

会場には虎姫高校新聞部の生徒も参加し、AI時代の科学表現や進路選択に関する質問が投げかけられ、登壇者は「思い通りにならないからこそ面白いのが科学」「研究や表現は終わりのない挑戦だが、それを楽しむ姿勢が大切」と答えました。最後には、文系・理系の枠にとらわれず多分野を横断する学びが新たな進路や創造性を生むことが強調されました。