2025年1月14日、滋賀県立伊香高等学校の自然環境コースに所属する2年生23名が、長浜バイオ大学の奈良篤樹准教授が主催するオルガネラ構造機能研究室を訪問しました。この訪問は、同校の「環境Ⅰ」の講義の一環として行われ、環境意識の醸成や地域課題への理解を深めることを目的としています。
奈良研究室では、最先端の研究設備を活用した体験型の学習が実施されました。生徒たちは、電子顕微鏡を用いて樹木などの微細構造を観察したり(参加者の50%が印象に残ったと回答)、VR技術を使った科学体験を楽しんだりしました(参加者の90.9%が最も印象的と回答)。また、研究室や設備の紹介も行われ、奈良准教授をはじめとする研究室の学生たちが熱心に説明する姿が印象的でした。
この講義は、2025年度に伊香高校に新設予定の「森の探究科」のプレ講義としての位置づけもあり、将来的な学びへの期待を高める貴重な機会となりました。生徒たちは、専門的な知識に触れることで、地域の自然や環境に対する理解を一層深めることができた様子です。
長浜バイオ大学では、地域の高校生に向けたこのような交流を通じて、次世代を担う人材育成に貢献していきたいと考えています。