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小学校教員対象の研修会を実施しました

2022年7月25日、学内の「長浜学びの実験室」で地域連携・産官学連携推進室が長浜市との連携研修会を実施しました。この研修会は、長浜市より依頼を受け、市内の若手小学校教員を対象として実施するものです。

「長浜学びの実験室」で多くの小中学生に理科実験を指導している、フロンティアバイオサイエンス学科の宇佐美昭二教授が講師となり「水溶液の性質」について講義と実習を行いました。

クエン酸、酢、塩、重曹、セスキ炭酸ソーダを水に溶かし、リトマス試験紙を使ってそれぞれが酸性・中性・アルカリ性のうちどれかを調べます。小学校の理科実験と言えばビーカー、メスシリンダー、ガラス棒など壊れやすいガラス製の器具が多く、班にひとつしかないというイメージです。しかし今日の実験では「ほぼ100円ショップで揃えました」と宇佐美先生。プラカップや絵の具を溶くパレット、たれびん、ストロー、マドラーなど、割れにくく使用後は水洗いできる身近な道具が実験台の上に並べられました。これなら児童ひとりひとりに行き渡り、手を動かして実験できます。小学校の先生たちは、準備されたもの以外に持参したジュースなどの性質も調べていました。
「子どもに調べたいものを持参させる場合は『食べもの』『キッチンにあるもの』と限定したり、あらかじめ何性になるのか予想させたりするのもいいですね」と、宇佐美先生は豊富な経験からアドバイスをしていました。