岐阜県立岐阜農林高等学校に行ってまいりました。
昨年度は連携授業としてバイオインフォマティックスの講義を行いましたが、今回は、(社)農林水産先端技術振興センター(STAFF)が所有する特許技術を長浜バイオ大学が高校生にも分かりやすいように教材化した実習『ブタの品種鑑定をしよう!』(実施許諾済・詳細はコチラ)です。
もちろん、昨年度同様、受講いただくのは生物工学科の生徒になります。
実習時間を使った2日間の内容です。
まずは、6月7日。この日は手動PCRと増幅バンドの確認を行いました。
ちょっとハプニング!
インドから訪問された高校生(4名)も、この日の実習に加わります。
さて、生物工学科の生徒は、普段からバイオテクノロジーの実験をしているとのこと。
実験操作はお手の物ですね。
いつも通りアガロースゲルへのアプライ練習。
実習に参加された生徒は、やはり手馴れたものでした。
すばらしい!
それでも、手動PCRは初めてということ。
ブタのDNAにポリメラーゼを加えて、反応開始。
PCRの操作は最初は少し手間取っていましたが、すぐに慣れて、あっという間に終了。
そして、電気泳動。みんな、DNAは増幅していました。
続いて、6月14日。この日は制限酵素消化と品種鑑定を行いました。
最初に、前回の復習を行いました。
みんな、前回のことはきちんと勉強できていました。
続いて、制限酵素と増幅したDNAを混ぜて、酵素反応を行います。
反応途中は品種鑑定の講義。みんな真剣に聞いています。
講義も終わって、電気泳動で鑑定開始。それぞれのDNAが何色のブタなのかな?期待を寄せつつ泳動を行います。
いよいよ、結果確認。
みんな、とてもきれいなデータが出ていました。
これでレポートも完璧ですね。
最後に、2回の実習を終えて修了証が授与されました。そして、記念撮影(はいチーズ!)
こうして2日間にわたった実習を無事終了いたしました。受講いただいきました生徒の
皆様、ご協力いただきました諸先生方、ありがとうございました!