長浜バイオ大学では、高大連携事業として、大学独自事業によるバイオサイエンス連携実習を実施しております。本事業では、実験に関わる全ての試薬と機材を高等学校へ持ち込んでの実施となる出張型連携と、高等学校の生徒が大学へ来学され、講義・実習等を受講される来学型連携講座があります。 今回実施いたしました滋賀県立米原高等学校とは、平成15年より来学型連携講座を行っており、本年度についても12/27・12/28に第9回目となる講座を実施いたしました。なお、本実験は、遺伝子組み換え実験を含むため、本学遺伝子組換え実験安全専門委員会への申請により実施しております。
引き続き、上原先生よりバイオインフォマティックス実習「病気に関係する遺伝子を探索しよう」の講義と実習を行いました。本実習では、近い将来、希望する個人が自分のゲノムを解読した際に、ゲノム配列情報からどのようにして、自分の罹りやすい病気が検査されるのか、あるいはゲノムを調べてどのように、個別医療(テーラーメイド医療)が行われるのかの概要について、実際に世界中のデータベースを統合的に活用しながら実習を行いました。みんな、様々な遺伝子を調べていました。 午後からは、バイオサイエンス学科 宇佐美先生にご担当頂き、大腸菌の形質転換実習を行いました。
続いて、大腸菌の性質を調べる実験をしました。2枚の培地に大腸菌を植えて一晩培養させます。みんな大腸菌を扱うのは初めてなのですが、先生の指示に従って、操作を進めました。 休憩の後、形質転換という大腸菌の性質を変える実験を行います。大腸菌とプラスミドを混ぜて、熱処理を行い、大腸菌にプラスミドを取り込ませます。それを、先ほどと同じように培地1枚に植えて、一晩培養します。それぞれ、翌日にどのような結果が得られるか考えてみました。 翌日(12/28)は、形質転換の結果確認からスタートです。
続いて、形質転換させた大腸菌にGFP遺伝子があるかないかについてPCR法使って調べます。
午後からはPCRで増幅させたDNAをアガロースゲル電気泳動で調べる実験を行いました。
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