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河瀬中学校の生徒がアカデミックプログラムを受講しました

2024年9月13日、滋賀県立河瀬中学校の2年生80名が来学し、「アカデミックプログラム」を受講しました。1クラスずつ、午前と午後に分かれて受講したのは、実験講座「脊椎動物の解剖と観察」と講義「オーストラリアのユニークな動物から生命現象を分子レベルで学ぶ」です。

実験は宇佐美昭二教授(フロンティアバイオサイエンス学科)の指導のもと、ニジマスとアフリカツメガエルの解剖を体験しました。教授の手技をスクリーンで確認した後に手順通りに解剖を進め、生徒たちはニジマスの内臓のつくりに興味津々のようすでした。

講義では、堀部智久教授(バイオデータサイエンス学科)が自らのオーストラリアでの研究生活について話したり、カンガルーの毛皮を生徒たち全員に触らせたりして、オーストラリアを紹介しました。遺伝情報の配列を見て気付いたことを話し合うなど、グループワークも取り入れながら、遺伝のしくみに関する講義をしました。

参加した生徒からは「教科書でしか体のつくりを見たことがなかったので、動きや匂い、手触りなどを感じることができて新鮮だった」、「命を大切にしようと思う機会になった」、「ニジマスの水晶体を顕微鏡で見たら、思っていたよりも表面に凸凹があって、小さな月みたいできれいだった」、「オーストラリアに興味を持ちました。カンガルーやカモノハシの話が特に面白かったです」、「オーストラリアの多様な生物、遺伝子のお話などとても興味深いお話ばかりでした」などの感想が寄せられました。