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長浜バイオ大学大学院生・横江 優来さんが「学生優秀発表賞(一般公演)」を受賞しました

長浜バイオ大学大学院 バイオサイエンス研究科の横江 優来(よこえ・ゆうき)さん(環境合成生物学研究室、研究代表者:石川 聖人 准教授)が、2025年9月10日(水)〜12日(金)に広島工業大学で開催された「第77回日本生物工学会大会(2025)」において、学生優秀発表賞(一般公演)を受賞しました。

本大会では、学生によるオーラル発表314件が審査対象となり、厳正な審査の結果、学生最優秀発表賞5件、学生優秀発表賞57件が選出されました。
その中で横江さんの研究発表が高く評価され、見事、学生優秀発表賞に選出されました。

受賞概要

大会名:第77回 日本生物工学会大会(2025)
開催日:2025年9月10日(水)〜12日(金)
会場:広島工業大学
受賞名:学生優秀発表賞(一般公演)
受賞者:横江 優来 さん(長浜バイオ大学大学院 バイオサイエンス研究科・環境合成生物学研究室)
研究代表者:石川 聖人 准教授
発表演題:ナノファイバータンパク質の分子紡績に向けたチロシン架橋反応の最適化

研究室紹介

横江さんが所属する環境合成生物学研究室(石川聖人 准教授)では、主に細菌を生物材料として用い、遺伝子工学・タンパク質工学・微生物工学を駆使しながら、環境問題の解決に貢献する合成生物学研究を推進しています。
細菌は地球上で最も単純な細胞構造をもつ一方で、その種類や機能は驚くほど多様です。生命科学やバイオテクノロジーを支える多くの分子ツールが細菌から発見されており、今後も新たな発見が世界をリードする可能性を秘めています。
本研究室では、こうした細菌の可能性を活かし、人工細胞やバイオプロダクション技術の開発、脱炭素社会の実現に向けた応用研究、ゲノムライティングなど、最先端のテーマに挑戦しています。
今回の受賞は、そのような研究環境の中で生まれた成果の一つといえます。

受賞者コメント

今回参加した日本生物工学会大会にて、このような素晴らしい賞をいただき、大変光栄に思います。「微生物の持つ毛を利用して糸を作る」というユニークな研究テーマに対して、想像力を膨らませながら楽しく取り組んだことが今回の受賞に繋がったと考えています。また、当研究室のみならず、共同研究先の方々との有意義なディスカッションがこれまでの研究成果を生んだことは言うまでもありません。多大なご指導、ご助言を賜りました石川聖人先生と研究室のメンバー、共同研究先の皆様に心から感謝申し上げます。今後も日々精進の気持ちで研究に打ち込んで参ります。

長浜バイオ大学では、これからも若手研究者の挑戦と成長を支援し、次代のバイオサイエンスを担う人材の育成に努めてまいります。


関連リンク

第77回日本生物工学会大会2025(学生優秀発表賞の審査結果について)