2025年7月15日から18日にかけて、イギリス・シェフィールド大学で開催された国際学会「Living Machines 2025」(The 14th International Conference on Biomimetics and Biohybrid Systems)にて、長浜バイオ大学大学院 修士2年の笠井敬了さん(清水研究室)が「Runner Up Best Talk(優秀講演賞)」を受賞しました。
本学会は、バイオミメティクス(生体模倣)やバイオハイブリッドシステムといった先端研究分野をテーマとする世界的な場であり、多くの国際的な研究者が一堂に会します。
発表内容は、サイボーグ技術と数理シミュレーションを用いて、カエルの跳躍メカニズムを再現・解析するという挑戦的な研究です。特に、脚の蹴り動作と体幹の“ばね的”変形(Snap-through Buckling)という複雑な相互作用に注目し、生物の運動原理に新たな視点を加えるものでした。 世界中から集まった研究者たちの前で発表を行い、高い関心と評価を受けたことにより、今回の受賞につながりました。 以下は、笠井さんのコメントです。
<笠井 敬了さんのコメント(大学院博士前期課程2年)>
今回の国際学会では、サイボーグとシミュレーションを活用した、カエルの跳躍メカニズムの解明に関する研究について発表しました。国際的な舞台で多くの関心と高く評価を得られたことは、大きな励みになりました。専門領域の異なる研究者の方々と議論を交わす中で、その面白さと難しさの両方を実感できたことは、私にとってかけがえのない経験となりました。多大なご尽力を賜りました清水先生ならびに研究グループのメンバーに、心より感謝申し上げます。今後はこの受賞を糧に、研究をさらに深化させ、国際社会とつながる研究を目指してまいります。