「長浜学びの実験室」浅井中学校

長浜市立浅井中学校「生物の成長と細胞の変化」

　5月27、28、30日の3日間、浅井中学校の3年生、のべ104名が来学し「長浜学びの実験室」で実験を行いました。講座では、浅井中学校の山口教諭と長浜バイオ大学の大橋准教授の指導のもと教科書単元「生物の成長と細胞の変化」についての実験を行いました。

　午前の実験では、「タマネギの体細胞分裂の観察」を行いました。タマネギの根の先端部分と根本部分の観察試料をそれぞれ作成し、双眼正立顕微鏡を使って細胞の違いや細胞分裂の様子を観察しました。

　お昼には大学の食堂でカレーを食べて、学食を体験しました。

　午後の実験は、「アカムシの唾液腺染色体の観察」を行いました。アカムシから唾液腺を抽出し、組織の様子から細胞内の染色体まで、双眼正立顕微鏡で観察し、タブレットで画像として記録しました。また、動物細胞と植物細胞の大きさや構造の違いについても学習しました。

「長浜学びの実験室サポーター」のお願い

　「長浜学びの実験室」では、長浜市と大学が連携して「理系人材育成事業」を展開する場として、小中学校用の理科実験施設を全国的にも例のない大学内に開設し、2024年春に開設9周年を迎えました。昨年度は、長浜市内の小中学校33校に対し、68講座を開講し、受講された児童・生徒の9割以上が「講座に満足」と回答しています（2023年度「長浜学びの実験室アンケート結果はこちら）。近いうちにAIを導入した学習プランも視野に入れた事業として、持続的な理系人材の育成を目標としています。

　次世代の人材を育成する事業は、息長く続けてこそ成果が生まれるものです。「長浜学びの実験室」もまた、長く継続しなければならないと考えています。それには、実験室を維持するための運営費用や実験機器の更新費用が必要となります。そこで、長浜学びの実験室に対して継続的な財政支援を行う「長浜学びの実験室サポーター」を2020年度から募っています。この趣旨をご理解いただき、「長浜学びの実験室サポーター」としてご寄付いただける方は財務担当までまでご連絡ください。詳細な資料をお送りいたします。