長浜市立長浜北小学校「植物のからだのはたらき」
6月5、6、7、8日の4日間、長浜市立長浜北小学校の6年生、のべ133名が来校し「長浜学びの実験室」で実験を行いました。実験は長浜バイオ大学の宇佐美教授と力石先生の指導のもとで行いました。実験内容は「植物の吸水の実験と観察」と「気孔の観察」です。
午前中は、オリヅルランと豆苗に色水を吸水させ、植物の中の水の通り道(道管)を双眼実体顕微鏡を使って観察しました。オリヅルランの葉は“あみだくじ”みたいに、豆苗の葉は“虫網”みたいに色水が通っていく様子を観察し、両者の違いに気付いてくれました。
昼食は大学の食堂でカレーを食べて学食の雰囲気を体験してもらいました。 途中のウエルカムボードには日替わりで校舎のイラストや校歌の歌詞の一部が書かれていたのに気付いてもらえましたか?
昼食後は学内見学です。3つのルートに分かれ、長浜バイオ大学の学生の案内で、普段、大学生が実験を行っている実験室や研究室、専門的な実験機器などを見学しました。水生生物の飼育水槽を見ながら、希少生物の保護活動の説明に熱心に耳を傾けてくれました。
午後の実験は植物の気孔の観察です。ツユクサの葉の裏側を薄く剥ぎ取り、双眼正立顕微鏡で空気や水蒸気の出入り口「気孔」の様子を観察しました。肉眼では見えない気孔が開いたり閉じたりしている様子を400倍の倍率で観察し、タブレットを使って記録しました。開いた気孔が見つけられなかった生徒さんは、気孔が開いている様子を記録できたお友達に写真を見せてもらってくださいね。
「長浜学びの実験室サポーター」のお願い
「長浜学びの実験室」では、長浜市と大学が連携して「理系人材育成事業」を展開する場として、小中学校用の理科実験施設を全国的にも例のない大学内に開設し、2023年春に開設8周年を迎えました。昨年度は、長浜市内の小中学校32校に対し、68講座を開講し、受講された児童・生徒の9割以上が「講座に満足」と回答しています。近いうちにAIを導入した学習プランも視野に入れた事業として、持続的な理系人材の育成を目標としています。
次世代の人材を育成する事業は、息長く続けてこそ成果が生まれるものです。「長浜学びの実験室」もまた、長く継続しなければならないと考えています。それには、実験室を維持するための運営費用や実験機器の更新費用が必要となります。そこで、長浜学びの実験室に対して継続的な財政支援を行う「長浜学びの実験室サポーター」を2020年度から募っています。この趣旨をご理解いただき、「長浜学びの実験室サポーター」としてご寄付いただける方は財務担当までまでご連絡ください。詳細な資料をお送りいたします。
連絡先 | 長浜バイオ大学 大学管理運営機構 財務担当 〒526-0829 滋賀県長浜市田村町1266番地 TEL:0749-64-8100 FAX:0749-64-8140 E-mail:jim@nagahama-i-bio.ac.jp |
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