×

植物工場セミナーを開催しました

 現在、"植物工場"が全国的な広がりを見せていますが、そのシステムを取り巻く要素技術を紹介する『植物工場セミナー -要素技術を学び、新たな農商工連携へ-』を12月21日(月)に開催しました。
 今回の講演では、植物工場における支援施策、動向、光源技術、栽培技術、環境制御、マーケティングなど、産業化に重要となる課題を7名の講師の方に発表頂き、約150名の参加者が熱心に聴講・意見交換を行いました。

 本学の蔡晃植教授(長浜バイオ大学大学院バイオサイエンス研究科)は日本アドバンストアグリ株式会社との約4年にわたる共同研究が成果として実を結び、脚光を浴びることとなり、本セミナーにおいても『植物工場野菜の高機能化への波長の効果と新たな有用植物栽培の試み』というテーマで、植物工場における水耕栽培技術の現状や課題について分かり易く説明されました。

 植物工場は現在、国内の約50箇所で運営されていますが、経済産業省・農林水産省の両省ともに、今後も支援事業を進めていく考えを示しており、 "3年後には150箇所"、"ランニングコストの30%削減"を成果目標として掲げています。こうした目標を達成し、植物工場が人類に貢献できるシステムとなるよう、本学における産官学連携事業※もより一層の深耕を図ってゆきたいと思います。

※産官学連携に関してのお問合せは、「産官学共同研究・事業開発センター」まで
※産官学共同研究・事業開発センターでは「産業クラスター計画 関西バイオクラスタープロジェクト」の拠点組織として、「長浜バイオネットワーク事業」を推進しています。

plantfactory1.jpg
plantfactory2.jpg

plantfactory3.jpg
plantfactory4.jpg