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2013年度 実験動物慰霊祭を取り行いました

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 2014年2月10日、「2013年度実験動物慰霊祭」と「動物実験教育訓練」を実施しました。
 長浜バイオ大学では、授業、研究で行われた実験によって犠牲になった動物を悼み感謝するとともに、動物実験についての意義と責任を考える場として「実験動物慰霊祭」を行っています。本年もアニマルバイオサイエンス学科の学生を中心に293人の学生、教職員が参加しました。

 慰霊祭では、はじめに三輪正直学長が開式の挨拶をし、動物実験の基本理念である「3つのR」の実践をよびかけ、我々にはこうした配慮をすることによって犠牲になった動物の命を生かしていく責任があるということを強調しました。
  Replacement:出来る限り動物を供しない他の方法を利用する
  Reduction:出来る限り利用する動物の数を少なくする
  Refinement:出来る限り動物に苦痛を与えない方法を利用する
 次に実験附属施設委員長の野村慎太郎アニマルバイオサイエンス学科長が、「皆さんは自分のために勉強していると思っていないでしょうか。自分のために実験をし、動物を犠牲にすることは許されません。動物実験は人類の健康・福祉の向上の実現のために行うもの。社会の役に立つために勉強しているという意識を持ってください」と動物実験の心構えを説きました。
 最後に黙祷をして慰霊祭を締めくくりました。

 慰霊祭の後、動物実験教育訓練を行いました。
 教育訓練では、永井信夫アニマルバイオサイエンス学科教授が、生命倫理、動物福祉の観点からどのようにルールが定められているか、また、動物実験の流れと安全管理について講義しました。動物の犠牲の上に成り立つ動物実験では、自分の実験スキルをみがき、動物の苦痛を最小限に抑え、最大限の成果が上げられるよう努力すべきだと話しました。
 齊藤修アニマルバイオサイエンス学科教授からは、長浜バイオ大学実験附属施設の利用について規定の解説があり、実験附属施設管理者の水戸直助手がビデオを使って具体的な利用の仕方を説明しました。

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