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第47回滋賀県医学検査学会を長浜バイオ大学で開催しました

2025年2月23日(日)、長浜バイオ大学において第47回滋賀県医学検査学会が開催されました。本学での開催は今回が初めてとなり、バイオサイエンス学部・臨床検査学コースの小森敏明教授が学会長を務めました。

本学からは卒業生2名と在学生1名が発表を行い、堂々とした姿勢で研究成果を披露しました。発表内容として、臨床血液部門では長浜赤十字病院の古川慎氏が「現行試薬の販売中止に伴うレボヘムAPTTとの比較検討」を、滋賀県立総合病院の森地祥太郎氏が「フィブリノーゲン検査3法(Clauss, PT-derived, 凝固波形解析)の相関と有用性」について報告しました。

また、臨床微生物部門では、本学のフロンティアバイオサイエンス学科臨床検査学コースの在学生、山口曜さんが「大学内のトイレから分離されたESBL産生大腸菌と病院分離株との遺伝子型比較」を発表しました。これらの研究成果は、臨床検査技術の発展に貢献する重要な内容として高く評価されました。さらに、特別講演ではバイオデータサイエンス学科の清水正宏教授が「自己改変能力を有するサイボーグの実現をめざして」というテーマで講演を行い、臨床検査分野における未来技術の可能性について示唆に富んだ内容を語りました。

学会長の小森敏明教授は、「長浜バイオ大学での初開催となった本学会が、若手技師の登竜門となり、また、ベテラン技師の研究発表の場として、今後の臨床検査分野の発展につながることを期待しています」と挨拶。本学は今後も、最先端の研究と実践的な教育を通じて、次世代の臨床検査技師の育成に貢献していきます。