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文科省に採択された本学の学習プログラム

本学ならではのユニークな学習プログラムは、文部科学省の事業に選定されています。

未開拓のゲノム資源からお宝遺伝子発掘

文科省 ライフサイエンスの統合 データベース整備事業参加

文部科学省が進める「ライフサイエンス分野の統合データベース整備事業」で、本学は支援プロジェクトに参加し、学部生の人材育成を担っています。その一貫として、生命情報科学専門実習ではコンピュータで有用な新しい遺伝子を探し出して世界に発信する実習に取り組んでいます。

人材育成で本学が、東大、お茶女大と参加

この事業は、ライフサイエンスやバイオ産業に従事する研究者や技術者による、高度な研究開発を支援する効率的な統合データベースを構築することを目的にしています。アノテータ・キュレータの人材育成では、東京大学が院生レベル、お茶の水女子大学が女性と社会人、そして学部生レベルを本学が担っています。
生命情報科学専門実習では、国際塩基配列データベースに登録されている500万件を超える、まだ機能が分かっていない遺伝子塩基配列の中から、「持続可能型社会や健康への貢献遺伝子」をコンピュータで探し出し、データベースに登録する実習を2008年度から行っています。

発掘したお宝遺伝子を世界に発信

これまでの取り組みで、環境保全や浄化に貢献する遺伝子としては、バイオエタノールの生産に関わる遺伝子や、セルロースの分解酵素など約7,000件の遺伝子候補を発掘しています。健康への貢献遺伝子では、抗生物質の生産に関わる遺伝子なども発掘しています。
これらの遺伝子には、発掘した学生の名前を付けてデータベースに登録し、ホームページを通じて世界中に発信しています。
http://dbcls.nagahama-i-bio.ac.jp/