×

可能性を開花させる学生たち:町谷吏香さん

町谷 吏香 さん

合成生物学のコンテストiGEMで
世界の叡智にチャンレジする

バイオサイエンス学科2年次生
町谷 吏香 さん
大阪・私立明浄学院高校出身

高専の学生が競うロボットコンテストのように、その生物学版といえるのが、米国・マサチューセッツ工科大学が呼びかけた「iGEM」(※)です。iGEMとは合成生物学の国際大会で、大腸菌や酵母菌などに遺伝子パーツを組み込んで、新しい機能を持った生物をデザインし、その独創性や実用性を競い合うというものです。

最初に興味をもったのは、新入生歓迎会の「新歓祭」の時でした。「iGEM Biwako Nagahama」チームを立ち上げたリーダーの、「世界を目指す」という言葉に強い魅力を感じました。もともと私は高校時代に文系でしたが、代謝や転写といった体の仕組みにも興味があり、一念発起で長浜バイオ大学に進学しました。大学でも新しいことにチャレンジしたいという思いと、人前で話すのが苦手な自分を克服したいという思いがあり、iGEMへの参加を決めたのです。

1年次生は学内規則で遺伝子組み換え実験を行うことはできませんでしたが、今年からどんどんアイデアを出して実践していこうと思います。行き詰まった時にはiGEMの顧問の先生にアドバイスを伺うことが多いのですが、時間が許す限り快く話を聞いてくださるので、とても頼もしく感じています。

※2013年iGEMアジア大会では、世界各国から204チームが参加し、日本から参加した11大学の中で初挑戦ながら東京大学、大阪大学とともに銅賞を受賞しました。