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ヤマトサンショウウオの観察会を実施しました

2024年5月6日、地元の小学生と保護者を対象に、ヤマトサンショウウオの観察会を実施しました。

ヤマトサンショウウオは成体でも10cm前後の小型サンショウウオで、環境省のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類、滋賀県でも希少種に指定されています。アニマルバイオサイエンス学科の動物分子生物学研究室(齊藤修教授)では、ヤマトサンショウウオの調査・研究に取り組んでいます。

大学の実験室で、齊藤教授がヤマトサンショウウオの生態について講義を行いました。その後大学近くの保護池に移動し、水が涸れてしまうおそれのある水路から幼生をすくい上げる「救出作戦」を実行しました。ヤマトサンショウウオの幼生は水がないと生きられないため、水路から保護池に移すことで幼生を保護します。大人も子どもも夢中で幼生をすくい上げ、研究室の学生のサポートでいったんトレイに放してカウントしたところ、66匹の幼生を救出することができました。その後、幼生は保護池にそっと移動させました。

今回の観察会はNHK大津放送局の取材がありました。本日18:00台の関西のニュースでいったん放送され、後日、特集も放送される予定です。放送日が決まりしだいお知らせします。