
学科の学び
私たちコンピュータバイオサイエンス学科では、「バイオ医療情報学」を柱とする教育を行っています。
コンピュータを使って病気の遺伝子を探る。
・医薬品の設計を行う。
・医用画像をより見やすく分かりやすい形に加工して表示する。
・電子カルテの設計と開発を行う。
医療産業を裏で支えるさまざまな情報技術と、その応用を学ぶことを目的としています。最新の、難しい分野ではありますが、教員一丸となって分かりやすい授業に取り組んでいます。
普通の学生に難解な最先端の学問を。
それが私たちの変わらぬスタンスです。
- 1年次から3年次にかけて、段階を踏んで情報技術の知識、プログラミング、データベースなどのスキルを学べるようになっています。
- バイオサイエンスの基礎知識と、病理学・細菌学・ウイルス学など病気や医学に関する講義も充実させています。
- 一般的な講義や実習のほかに、1年次の後期から3年次の前期まで、少人数制の演習科目を設けています。我々教員全員が担当し、それぞれの専門分野を演習形式で分かりやすく丁寧に教えていきます。
- 3年次前期からは情報生物学プログラムと医療情報技術プログラムに分かれて、より深い専門技術を学んでいきます。情報生物学プログラムでは、医薬品の設計などに必要な知識と技術を学びます。医療情報技術プログラムでは、臨床に役立つ遺伝子解析や医用画像処理、電子カルテなどを学ぶことになります。どちらのプログラムを選ぶかは、あなた次第です。
- また3年次後期から、各研究室に配属になります。研究室のゼミに加わり、4年次や大学院の先輩たちに混じって専門知識に磨きをかけます。
- 4年次の1年間は、大学での勉強の総仕上げです。それぞれの先生方から与えられたテーマに沿って、卒業研究を進めていきます。ただし就職を希望する学生には、就職活動のための時間も十分に取りますのでご安心ください。
コンピュータバイオサイエンス学科で、きっと皆さんは有意義な大学生活を送れることでしょう。私たち教員一同、皆さんを心からお待ちしています。
コンピュータバイオサイエンス共通専門プログラム
バイオ医療情報学を学ぶ上で基盤となる専門的な知識と技術を修得します。
コンピュータ技術教育ユニット
バイオ医療情報学を学ぶ上で欠かせない、コンピュータの専門知識と応用技術を修得します。具体的にはコンピュータのハードウエア構造、OSとソフトウエア、情報理論、データベースの基礎、SQLサーバーの基本操作技術、データ構造、オブジェクト指向プログラミング技術、データベースプログラミング技術を修得します。
生物医療情報学教育ユニット
少人数クラスでバイオ医療情報学の問題や課題に取り組むことにより、この分野の専門的な知識を修得します。また同時に、自ら調べる・考える・まとめる・発表するなどの能力を養います。
コンピュータバイオサイエンス共通専門知識教育ユニット
バイオ医療情報学全般に共通する専門知識を、講義形式で修得します。具体的には分子進化の理論と応用、ヒューマンゲノミクス、生体高分子の構造化学、ドラッグデザイン等の専門知識を学びます。
情報生物学専門プログラム
遺伝子解析・ゲノム解析・生体高分子解析などの専門知識・技術を修得し、医薬品業界や食品業界で活躍できる技術者を目指します。
情報生物学技術教育ユニット
情報生物学に必須の技術である生物統計、ゲノム情報の操作と解析、アミノ酸配列情報の操作と解析、生体高分子の視覚化、タンパク質の構造予測と構造解析、およびLINUXの操作等を、主に実習形式で修得します。
情報生物学専門知識教育ユニット
情報生物学分野の専門知識を講義形式で修得します。具体的にはタンパク質・糖鎖・脂質等生体高分子、構造活性相関も含めた創薬科学、機能性食品、モルモンやサイトカインなど生体情報物質などに関する知識を学びます。
医療情報技術専門プログラム
医療情報技術に関する専門知識と、高度やプログラミング技術やデータベース技術などを修得し、医療IT産業などで活躍できる技術者を目指します。
医療情報技術コピュータ専門教育ユニット
最新のオブジェクト指向プログラミングやデータベースプログラミング、コンピュータグラフィックス等の知識と技術を修得します。さらに情報処理技術者などの専門資格の取得を目指します。
医療情報技術専門知識教育ユニット
医療情報技術の中核である医療情報学と、それに関連する医学的知識を講義形式で修得します。また医療情報技術者などの専門資格の取得を目指します。