先輩の研究室を拝見!

医療情報学研究室・永田 宏先生
七里尚幸さん(滋賀・県立長浜北星高校出身)
医療とIT業界で活躍できる人間を育成
高校の授業でコンピュータの勉強をしてきたので、大学ではコンピュータ関係の研究をやりたいと思い、この研究室に入りました。研究室は医療とコンピュータがテーマですが、他のテーマでも問題ないので、自分で進路を細かく決めることができます。また、永田先生と楽しい会話をしながら研究内容を相談して、やりたいことを見つけることもできます。先生は個人個人の進路について一緒に考えてくださるのであまり難しく考えなくても大丈夫です。
研究室の雰囲気は先生の真剣な話から余談まで、みんなが楽しみながら和気あいあいとしてます。先生はとてもマイペースな方ですが、話についていけないことはないし、質問がしやすいため疑問を抱えることもありません。私は研究室のメンバーと雑談をするのも楽しみなので,居心地のいい場所であると感じています。

数理情報可視化研究室・和田健之介先生
吉岡文弥さん(滋賀・県立東大津高校出身)
3DCGのモデリングや開発
この研究室では、WebGLとHTML5を用いて3DCGをプログラミングしたり、3次元コンピュータグラフィックスソフトウェアBlenderを用いて、3Dゲームを開発したりしています。
私は卒業研究で、学習支援オーサリングシステムを開発しています。内容は専門的で難しそうですが、和田先生のご指導のもと、興味あることに取り組めますから、高度な技術を楽しく覚えることができます。
和田先生はとても教育熱心な人ですが、アニメやゲームが好きなど、ユニークな一面もある先生です。卒業研究のテーマは自分が興味・関心のある事柄について先生と相談しながら取り組むことができます。研究室のメンバーは、アニメやゲームが好きな人、絵が好きな人、プログラミングが好きな人など、個性的な人が揃っていて和やかな雰囲気です。興味のある方はどなたでも気軽に訪問してください!
進化ゲノム学研究室・大島一彦先生
鈴木彩水さん(愛知・私立大成高校出身)
新生遺伝子の遺伝子情報の伝達を解明
「進化生物学」の講義を受けて生物の進化に興味を持ち、4年次になっても実験を続けたいと考えたため、この研究室を選びました。
卒業研究では、ヒト、オランウータン、ゴリラ、チンパンジー、テナガザルの5種のみで確認されている新生遺伝子が、どのように遺伝子情報を伝達しているのかを解明する研究をしています。3年次までの学生実験では使用する器具がすべて準備されており、手順や計画も先生が決めてくださいましたが、研究室ではすべて自分でやらなければなりません。そのため、初めは不安でいっぱいでしたが、先輩や先生が丁寧に教えてくださるので、すぐに不安はなくなりました。
少しでも生物進化に興味があれば楽しいと思いますし、希望すれば様々なことに挑戦させていただけますので、なにか挑戦したいことがある人にもお勧めの研究室です。


構造生物学研究室・白井 剛先生
山本 凌さん(京都・府立朱雀高校出身)
生体分子の構造の謎を解き明かす
生物を構成している生体分子は、構造の違いによって様々な働きをします。構造生物学研究室では、そのような生体分子の構造を、実験を行うことで決定し、コンピュータを用いて解析を行い、構造の謎を解き明かしていきます。
分子は、実際に目で見ることができません。だからこそ、ミクロな構造を自ら決定することができれば、そこから感動が生まれると思います。その感動を得るために、私は構造生物学研究室に入ることにしました。また、コンピュータを中心に用いて研究を進めていく際には、プログラミング言語の修得ができるのも大変魅力的です。
私たちを指導してくださる白井先生は話しづらいイメージを持っていましたが、時に笑顔で接してくださるとても優しい先生です。説明が分かりやすく、わからない部分にはヒントを与えてもらい、考える楽しみを与えていただけます。
生物物理学研究室・高橋健一先生
堤 康平さん(滋賀・県立能登川高校出身)
分子動力学計算を用いてタンパク質の働くメカニズムを解明
私たちの研究室では、タンパク質の働くメカニズムについて明らかにすることを目的としており、タンパク質の立体構造に変異が起こった時、どのようにタンパク質の立体構造に影響するかを、コンピュータでシミュレーションし探っています。
また研究テーマは幾つか用意されており、自分で興味のあるテーマを選択することができます。研究は必ずしも一人でするというわけではなく、テーマによっては協力して進めていくものもあります。
お堅いイメージを受けるかと思いますが、研究室では先生に基礎から優しくご指導していただけ、しっかりと理解しながら研究することができます。また学生同士も仲が良く、笑いあったり愚痴をこぼしたりと和気あいあいとした雰囲気の中、研究を進めています。

計算構造生物学研究室・依田隆夫先生
馬場敦之さん(大阪・府立福井高校出身)
生物体内の抗菌剤の分子を研究
計算構造生物学研究室では、分子動力学シミュレーションでタンパク質の研究を行っています。簡単に言うと、分子の動きを研究しています。普通の実験では分子がどのような構造をとり、どのように動くのか見ることはできません。私たちはシミュレーションを用いて、そういった分子の動きを可視化し観察する研究を行っています。私はこの技術を使って、生物が体内に持っている抗菌剤の分子を研究しています。
依田先生は親しみやすく、とても頼りになります。4年次になり就職活動、卒業研究等が始まって不安がある私たちに時間を作って相談に乗ってくれる先生です。
研究室は、不安と期待が一番膨らむ大学の集大成である4年次を、もっとも有意義な時間にしてくれること間違いなしです。

生物情報解析学研究室・塩生真史先生
宮前賢次朗さん(大阪・府立八尾高校出身)
選択的スプライジングによるタンパク質の機能解析
高校時代からPC関係と科学に興味をもっていたので、コンピュータバイオサイエンス学科を選択しました。現在、私は選択的スプライシングによってできる成熟mRNAが、どんなタンパク質をコードしているのか、また、そのタンパク質はどんな役割を担っていそうなのかを解析していくことを目的とした研究をしています。
その他にも文献講読といって、毎週この分野の英語の論文を和訳して、研究室のメンバーと終始和やかな雰囲気で理解を深めています。
もちろん、研究の合間には就職活動も行っています。忙しいのは確かですが、それは皆一緒です。けれど、研究室のメンバーは皆あたたかく研究には楽しく取り組めます。先生も分からない点は優しく指導してくれるので安心できます。合宿などもあり、コミュニケーション面もバッチリな研究室です。
