総合型選抜「オンライン模擬授業参加型」「模擬授業参加型」のテーマを公開しました。
オンライン模擬授業参加型・8月9日(土)実施
テーマ:メンデルの法則をDNAで読み解く ― 遺伝学の基礎と現代の展開概 要:
私たちの形質(見た目や性質)はどのように親から子へ伝わるのでしょうか? 19世紀にグレゴール・メンデルが発見した「メンデルの法則」は、遺伝の基本原理として、現代の生命科学の礎となっています。この模擬授業では、メンデルの「優性の法則」「分離の法則」「独立の法則」が、DNAや染色体の動きとどのように対応しているのかを分子レベルで読み解きます。さらに、現代の遺伝学においては、遺伝子の機能を調べるための解析手法や、疾患の原因遺伝子を特定するためのゲノム解析が進んでおり、医療やバイオテクノロジーの分野にも広く応用されています。高校で学ぶ遺伝の知識が、どのように深く、現代科学とつながっているのかを体感してもらえる内容です。
オンライン模擬授業参加型・8月23日(土)実施
テーマ:遺伝子組換え技術で作られたバイオ医薬品概 要:
バイオ医薬品とは、生物のしくみを応用して人工的に作られたタンパク質の薬のことです。たとえば、体の調子を整えるホルモンや、がん細胞を攻撃する抗体などがあり、いろいろな病気の治療に使われています。この授業では、高校「生物基礎」で学ぶ「遺伝子の働き」の知識をもとに、バイオ医薬品がどうやって開発されたのかを学びます。そして、こうした技術が将来の医療や社会にどんな変化をもたらすのか考えていきましょう。
模擬授業参加型・10月19日(土)実施
テーマ:人間社会におけるロボットの構築と運用概 要:
ロボットは、現代社会において欠かせない存在になりつつあります。SF作家アイザック・アシモフは、1950年に発表した小説『われはロボット(I, Robot)』の中で「ロボット三原則」を提示し、ロボットのあるべき姿を示しました。これらの原則は、今日のロボット研究にも大きな影響を与えています。現実世界でロボットを構築することは、AI・身体・運動の関係性を現実の文脈で捉えることに他なりません。本講義では、「古典的知能」とは何か、AIにとって「身体」が持つ意味、そして人間社会においてロボットを運用する際に考慮すべき倫理的・社会的課題について学びます。