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三輪学長を講師に近江兄弟社高校で連携講座

IMG_18403月7日、近江兄弟社高校への出張型連携講座で、本学の三輪正直学長が「生命倫理」の講義を行い、普通科学年制課程/単位制課程 1年生325人が受講しました。近江兄弟社高等学校とは、2009年度から様々な高大連携事業を展開しており、その成果として、2010年12月に「高大連携事業に関する協定」を締結し、1年を通して、講座や実習などの高大連携事業を実施しています。

講義では、生命倫理とは「いのちが関係する倫理的な様々な問題について何が正しいかを自分のこととして考え、他の人と話し合うことにより、社会では自分と違った意見を持つ人もいることを理解する」ことだと説明しました。その後、「あと3ヵ月の命といわれたら」というテーマで生徒同士が討論し、グループの代表が討論の内容を発表しました。

「普段こうやってあたりまえに生きていることが貴重でかけがえのないことだとあらためて考え、宣告を受ける前と変わらず残り3ヵ月を大切に生きたいと思いました」などの意見が出されました。最後に三輪先生は、「私たち一人ひとりは、両親から受け継いでいる染色体の組み合わせが少なくとも70兆あることから、一人ひとりは、世界の中で唯一無二の貴重な存在であること、そして一人ひとりが独自の強みを持っているはずで、それを生かして社会に貢献することができること」について生命科学の観点から説明しました。

授業後のアンケートでは「命の期限を告知された場合だけではなく、私たちが日々生活をしていく中で、やりたいこと、興味のあることは、その時に積極的に取り組むことが大切だということを学ぶことができました」、「世界に1人いない自分の個性なので、その個性を生かして他人の個性も尊重しながら、自分の人生を送ることが重要だなと考えました」などの感想が寄せられました。

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