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本学大学院生2人が日本学術振興会特別研究員に採用内定

IMG_2134本学大学院バイオサイエンス研究科博士課程後期課程2年の服部竜弥さんと、岡井晋作さんの2人が、日本学術振興会平成28年度特別研究員(DC2)に採用が内定しました。

この特別研究員制度は、わが国トップクラスの優れた若手研究者に対して、自由な発想のもとに主体的に研究課題等を選びながら研究に専念する機会を与え、研究者の養成・確保を図る制度です。採用には、「研究者としての能力、将来性」「研究計画」「研究業績」の3つの観点で審査され、若手研究者のキャリア形成の第一関門とも言える制度で、昨年度のDC2採用率は23.3%の狭き門となっています。

服部さんの研究テーマは、「新規好中球活性化ペプチド、マイトクリプタイド-1の生理的機能の解明に関する研究」(総合領域、受入研究者:向井秀仁准教授)で、将来は大学の研究者となり、「炎症性疾患に関わるペプチドの分子メカニズムを明らかにし、薬のリード化合物を提供していきたい」と語っています。

岡井さんの研究テーマは、「炎症性腸疾患に対する腸管IgA抗体の作用機序の解明」(医歯薬学領域、受入研究者:新蔵礼子教授)で、将来は企業研究者として、「難病に指定されている炎症性腸疾患に有効な、経口医薬品の開発につなげていきたい」と語っています。

*写真左が岡井さん、右が服部さん