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女子中高生夏の学校2012 科学・技術者のたまごたちへ〜で実習

独立行政法人科学技術振興機構 女子中高生の理系進路選択支援プログラム
「女子中高生夏の学校2012  〜科学・技術者のたまごたちへ〜」で実習を行いました。

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「コンピュータで探す健康や環境浄化に係わる遺伝子」

 2012 年8月9〜11日、埼玉県の国立女性教育会館で、独立行政法人科学技術振興機構・女子中高生の理系進路選択支援プログラム「2012女子中高生夏の学校 〜科学・技術者のたまごたちへ〜 」が開催されました。プログラムの中で、サイエンスアドベンチャー「ミニ科学者になろう」と題した各学会等による中高生向けの実験・実習の企画があり、長浜バイオ大学は、「コンピュータで探す健康や環境浄化に係わる遺伝子」の実習を実施しました。
 自然環境の保全や浄化に役立つバイオ技術の開発やその教育は、21世紀にますます重要になる課題です。環境浄化や保全に役立つ、広い意味では「持続可能型社会の実現に貢献できる」可能性を持つ遺伝子を、国際塩基配列データベース(DDBJ/EMBL/GenBank)に登録されている塩基配列から発掘し、新規なデータベース「持続可能型社会への貢献遺伝子データベース」として世界へ発信する実習を行いました。着目する対象を医薬学の分野の課題へ変更すれば、「健康に貢献する遺伝子」の発掘も可能になります。
 青森県から佐賀県までの中高生13 名が参加しました。講義の後、コンピュータを使って、みんなで環境の改善に役立つ遺伝子を探索しました。バイオエタノールの生産に役立つセルラーゼをコスタリカのシロアリ腸内のメタゲノムから見つけるなど、参加者は熱心に取り組んでくれました。実習終了後も熱心に質問をする生徒がたくさんいました。