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長谷川慎准教授がJST新技術説明会で研究成果を発表します

 2012年6月26日(火)独立行政法人科学技術振興機構(JST)の育成研究成果発表「新技術説明会」が開催され、本学バイオサイエンス学科の長谷川慎 准教授が、JSTイノベーションサテライト滋賀の研究成果を発表します。

 育成研究成果発表2012新技術説明会〔医療、創薬、アグリ・バイオ、分析、通信、機械〕
 日時 : 2012年6月26日(火) 10:00〜17:15
 会場 : JST東京別館ホール(東京・市ヶ谷)
 主催 : 独立行政法人科学技術振興機構
 後援 : 独立行政法人中小企業基盤整備機構、全国イノベーション推進機関ネットワーク
  詳細はこちら⇒JST育成研究成果発表2012新技術説明会

10:20〜10:45
長谷川 慎(長浜バイオ大学バイオサイエンス学部バイオサイエンス学科 准教授)
Makoto HASEGAWA, Nagahama institute of Bio-Science and Technology
一粒子蛍光検出法によるインフルエンザなどの感染症診断機器の開発
Development of fluorescence one-particle analyzer for detection of influenza virus
【新技術の概要・特徴】
新興・再興感染症の拡散を防ぐための診断手法を可能とする病原体検出機器を開発した。蛍光分子の溶液内での動きを非常に細いレーザー光で観察することにより、蛍光物質を吸着させたウイルスやバクテリア、また蛋白質性毒素の凝集塊といった病原性粒子を計数する。このような「一粒子蛍光検出法」に基づく開発装置をインフルエンザウイルスの高感度・迅速検出に応用した。
【今後の展開】
本技術は、高感度・迅速性・定量性について優位性を持っている。抗ウイルス・抗菌剤などの創薬研究では開発の迅速性と精度の高い測定法の確保が求められることから、感度・定量性を高めた機器を提供する。また、防疫・公衆衛生機関に新型インフルエンザの拡大阻止に対するツールとして、あるいは家禽への高病原性トリインフルエンザウイルスの侵入を迅速に検知確定するための装置として普及すれば、多大な経済的損失を未然に防ぐために貢献できる。

【教員の紹介】 長谷川 慎