本学2年次生の「長浜まちづくり魅力発見発信プロジェクト」は先月21日、長浜市で開催されている東北元気市場で小学生を対象に「石けん作り講座」を開きました。『長浜バイオ大学Presents 香りが贈る東北へのメッセージ』というテーマでのぞんだこの講座では、ハマナスやモモなど東北にゆかりのある花や果物の香りをつけた石けんを作って東日本大震災被災地への思いを共有しよう、という趣旨が実り盛況に終わりました。
プロジェクトの学生たちは、東北復興支援のイベントとしてさらに広がりをもたせるために、自分たちで新たに石けんを作り、長浜市を訪れていた岩手県の八木澤商店社長・河野通洋さんに贈呈しました。
河野さんは、陸前高田市のしょうゆ製造会社「八木澤商店」の九代目社長で、震災で醸造設備や社屋が流出、壊滅的な被害を受けながらも従業員一丸となって0からのスタートを切り、会社を再建しました。東北元気市場では、1月29日、若きリーダーとして奮闘する河野さんが復興への気持ちを語る講演会を行い、講演後、プロジェクトの学生が石けんを贈呈しました。
河野さんは、翌30日、長浜バイオ大学を訪問し、大学やバイオ産業の振興についての説明を受け、特に「長浜バイオ・ライフサイエンス特区」には高い関心を寄せていました。