4/28実施 岐山高等学校 生物部の課題研究支援レポート

 長浜バイオ大学では、高大連携事業として、実験に関わる全ての試薬と機材を高等学校へ持ち込んでの実施となる出張型連携講座及び、高等学校の生徒が大学へ来学され、講義･実習等を受講される来学型連携講座によるバイオサイエンス連携実習を実施しておりますが、高等学校で実施されている様々な活動の支援も行っております。

 今回実施いたしました岐阜県立岐山高等学校とは、以前より普通科および理数科の生徒を対象とした連携講座を実施しておりますが、今回は、生物部が研究されている「カワニナ」のDNA鑑定実験を支援するために、高等学校へ出張して実施したものです。

 10時より実験指導を始めました。まず、実験での注意点や実験に用いる試薬の作製方法について学習し、続いて、カワニナから一部の組織を組織を取り出しました。午後からは、アルカリ熱処理法を用いて、組織からPCRに用いるためのDNAを取り出しました。実験後、今日の内容についての質疑応答を行い、16時に終了しました。

本講座を受講された生徒からは、『遺伝子を判別する方法についてとても関心が深まりました』、『いろいろな実験器具の話や役に立つ技術などを教えていただけたので良かった』、『DNAの実験はとてもデリケートで、ほんのちょっとしたことでも自分のDNAが混ざってしまうことがわかった』、『生物の実験にも化学や数学など他の教科の知識も必要であることがわかった』、『最初、この講座はとても難しいものかと思っていましたが、注意して操作すれば、自分たちにでも良い結果を得られることがわかりましたし、とても勉強になりました』などの感想を頂き、今回の講座に大変関心を持たれたようです。  最後に、今回の実験を記念して、全員で撮影をしました。受講いただいきました生徒の皆様、ご協力いただきました高等学校の諸先生方、ありがとうございました！

 長浜バイオ大学では、上記以外にも様々な高大連携事業を展開しております。本連携にご興味をお持ちの先生、生徒へ最先端の生命科学に関する知識を触れさせたいとお考えの先生は、下記までご連絡くださいますようお願い申し上げます。この機会に高大連携を体験してみましょう。

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