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岐阜県立岐山高等学校 連携実習(2011年12月3日)レポート

 長浜バイオ大学では、高大連携事業として、大学独自事業によるバイオサイエンス連携実習を実施しております。本事業では、実験に関わる全ての試薬と機材を高等学校へ持ち込んでの実施になります。
 今回の実施校である岐阜県立岐山高等学校は、2009年度・2010年度と連携実習を行っており、本年度も12月3日(土)に実施しました。

 実習の内容は、(社)農林水産先端技術振興センター(STAFF)が所有する特許「DNA配列多型によるブタの品種識別法(第3116049号)」について実施許可を頂き、長浜バイオ大学が高校生にも分かりやすいように教材化したもので、「手動PCRでブタの品種鑑定をしよう」です。

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 今回の受講者は、普通科及び理数科の希望者(高1・高2)20名の生徒で、生物実験室で行いました。最初に講義をしてDNAや遺伝子などの復習をしてから、今日の実験であるDNA鑑定実習について学びます。続いて、一人ひとり、各品種のブタから抽出したDNAを渡します。

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 今回は、渡したDNAがどの品種になるか分からないようにしてあり、実験の最後に答え合わせをします。
 実験の第一段階は、手動PCRでそれぞれのブタのDNAから品種鑑定に関わる遺伝子の一部を増やす操作です。

 第二段階は、増やしたDNAを制限酵素で処理して品種鑑定をできるようにします。最後に電気泳動をして、出てきたパターンと見本のパターンを見比べて品種鑑定を行います。全員、品種を当てることができました。

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 最後に、大学より修了証をお渡しして終了です。受講いただいきました生徒の皆様、ご協力いただきました諸先生方、ありがとうございました!

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 長浜バイオ大学では、上記以外にも様々な高大連携事業を展開しております。本連携にご興味をお持ちの先生、生徒へ最先端の生命科学に関する知識を触れさせたいとお考えの先生は、下記までご連絡くださいますようお願い申し上げます。この機会に高大連携を体験してみましょう。

連絡先: 長浜バイオ大学 高大連携事業推進室
             TEL:0749-64-8100  FAX:0749-64-8140
             E-mail:kodai@nagahama-i-bio.ac.jp

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