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卒業生と学生が職業・仕事について意見交換

キャリア科目「社会との関わりとキャリアパス」

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5月30日午後1時から4時間にわたり、本学の卒業生10人と3年次生約140人が「納得できる就職・働き方」と題して意見交換会を行いました。

本学の3年次キャリア科目「社会との関わりとキャリアパス」では、社会人としての職業観、仕事観を醸成してもらう一環として、さまざまな業界で働く卒業生10人を招き、授業を履修している3年次生とが、会社選び・仕事選びで大切なことは何かといったことから、プロフェッショナルとは何か、社会に出るために身に着けておくべき点といったことまで幅広く意見交換してもらいました。

意見交換会の前半は、卒業生の紹介を兼ねて、一人ずつに、自分の会社と仕事の紹介、今の会社と仕事を選んだ理由、自分にとってプロフェッショナルとはといった内容を語ってもらいました。業種・職種によってプロフェッショナルの像は少しずつ異なるものの、「現状に満足せず、常に上を目指す人」という点は共通していました。それは先輩たち自身が、自らに課している点でもあり、学生たちもおおいに刺激を受けていました。

後半は、学生たちに事前に挙げてもらった疑問点や不安に感じる点に基づいて、意見交換を行いました。

brainstorming01学生の多くは、社会に出てやりたいことがなかなか決まらないことに不安を感じていました。しかし先輩たちから、自分たちも就活を始める段階ではやりたいことが明確ではなかったが、多くの企業の話を聴くなかで段々と明確になっていったことを聴き、発想の転換ができたようです。決まってないから動けないと考えるのではなく、動くことによって決めていくと。

意見交換会終了後も、学生たちが希望業界の先輩に個別に質問する姿が見られました。先輩たちが後輩の質問に、納得できるまで熱心に答えていたのが印象的でした。

学生たちにとって、働くということをリアルに考えることができる一日となったようです。

<参加していただいた卒業生>(敬称略)

2009年度バイオサイエンス学部卒・佐藤玄大郎(日本ケミファ(株))、同・吉田奈央((株)リニカル)、2010年度バイオサイエンス研究科博士課程前期課程修了・日比野孝紀(揖斐川工業(株))、同・藤田早絵子((株)ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング)、2012年度バイオサイエンス研究科博士課程後期課程修了・平子暁(スポーツジム自営)、2012年度バイオサイエンス学部卒・駒井沙恵香((学)関西文理総合学園)、同・辻本修平(長浜市役所)、同・廣瀬愛((株)科学情報システムズ)、同・吉澤佑哉(三栄源エフ・エフ・アイ(株))、2013年度バイオサイエンス学部卒・川嶋孝明(アイテック(株))