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長谷川慎准教授と水上民夫教授、佐々木隆造客員教授らの論文が『アメリカ化学会ケミカルバイオロジー』誌の表紙を飾りました

acbcct_v006i003.jpgのサムネール画像

 3月18日に発行された『アメリカ化学会ケミカルバイオロジー』誌に、本学の長谷川慎准教授と水上民夫教授、佐々木隆造客員教授の研究グループの論文が掲載され、その表紙を飾りました。本論文は、長浜バイオ大学を中心として理化学研究所、東京大学、協和発酵キリンとの共同研究の成果であり、GEX1Aという土壌放線菌由来の抗がん物質が、スプライシング複合体SF3bの構成タンパク質SAP155と結合することによりスプライシング阻害作用を示すことを、ケミカルバイオロジーの研究手法により明らかにしたものです。本研究は、スプライシング阻害という新規な作用メカニズムを有する分子標的抗がん剤の開発に重要な知見を与えるものと評価されています。
 なお表紙のデザインでは、スプライシング複合体に向かって核内に進入するGEX1Aを小惑星探査機はやぶさに見立てています。

Identification of SAP155 as the Target of GEX1A (Herboxidiene), an Antitumor Natural Product.
Hasegawa M, Miura T, Kuzuya K, Inoue A, Won Ki S, Horinouchi S, Yoshida T, Kunoh T, Koseki K, Mino K, Sasaki R, Yoshida M, Mizukami T.
ACS Chem Biol. 6, 229-233 (2011)

【教員の紹介】 長谷川 慎
【教員の紹介】 水上 民夫