×

山本章嗣教授と大学院生の根津亜季子さんが『ネイチャー・コミュニケーションズ』に論文掲載

 オートファジーの分子機構の一端を解明した研究論文が、英科学誌『ネイチャー・コミュニケーションズ』(12/21付)に掲載されました。この論文は、コロンビア大学との共同研究によるもので、リン脂質代謝酵素のホスホリパーゼD1がオートファジーに必要であることを遺伝子工学、蛍光イメージング、電子顕微鏡を用いて証明しています。オートファジーは、細胞内の物質や病原菌などを分解する役割を持ち、心不全、糖尿病、アルツハイマー病などの脳疾患、癌などを防ぎ、飢餓などのストレスから体を守る役割があることが示されおり、新しい医療や製薬のターゲットとして期待されており、本研究によりホスホリパーゼD1がオートファジーを調節する1つの重要な因子として注目されています。

yamamoto , Nezu.jpgのサムネール画像