「長浜学びの実験室」長浜市立北中学校

長浜市立北中学校「口腔上皮細胞とオオカナダモの顕微鏡観察」

　10月12日から19日の6日間、長浜市立北中学校の2年生、のべ206名が来校し「長浜学びの実験室」で実験を行いました。長浜バイオ大学の宇佐美教授・福井先生の指導のもと「口腔上皮細胞とオオカナダモの顕微鏡観察」を行いました。

　午前中は、「口腔上皮細胞の顕微鏡観察」を行いました。自分の頬の内側の細胞を医療用の綿棒で採取し、細胞内の核を染色液で処理しました。スライドガラスに試料をのせてカバーガラスを被せたのち、顕微鏡を使って細胞の様子を観察しました。

　午前の実験終了後、食堂に移動して学食を体験し、大学生の案内で3グループに分かれて学内の施設を見学しました。

　午後からは、「オオカナダモの顕微鏡観察」を行いました。午前中に観察した動物細胞との違いを確認しながら、細胞の中を葉緑体が流動する様子などを観察しました。

「長浜学びの実験室サポーター」のお願い

　「長浜学びの実験室」では、長浜市と大学が連携して「理系人材育成事業」を展開する場として、小中学校用の理科実験施設を全国的にも例のない大学内に開設し、2023年春に開設8周年を迎えました。昨年度は、長浜市内の小中学校32校に対し、68講座を開講し、受講された児童・生徒の9割以上が「講座に満足」と回答しています。近いうちにAIを導入した学習プランも視野に入れた事業として、持続的な理系人材の育成を目標としています。

　次世代の人材を育成する事業は、息長く続けてこそ成果が生まれるものです。「長浜学びの実験室」もまた、長く継続しなければならないと考えています。それには、実験室を維持するための運営費用や実験機器の更新費用が必要となります。そこで、長浜学びの実験室に対して継続的な財政支援を行う「長浜学びの実験室サポーター」を2020年度から募っています。この趣旨をご理解いただき、「長浜学びの実験室サポーター」としてご寄付いただける方は財務担当までご連絡ください。詳細な資料をお送りいたします。