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「長浜学びの実験室」長浜市立湖北中学校

長浜市立湖北中学校「生物の成長と細胞の変化」

 7月3日から5日の3日間、長浜市立湖北中学校の3年生、のべ85名が来校し「長浜学びの実験室」で実験を行いました。  実験は長浜バイオ大学の宇佐美教授と福井先生の指導のもとで行いました。

 午前中は双眼正立顕微鏡を使って「タマネギの体細胞分裂の観察」です。タマネギの根の先端をカミソリで切り、説明を聞きながら細胞の固定・ペクチンの分解などの処理を行い、最後に核や染色体を染色して顕微鏡で観察しました。染色体の見え方の違いを確認しながら、観察後にタブレットで記録を取ってくれました。

 昼食は、食堂に移動してカレーを食べながら学食の雰囲気を体験してもらいました。

 午後からは、「アカムシの唾液腺染色体の観察」を行いました。ピンセットと竹串を使ってアカムシから唾液腺を取り出し、酢酸オルセイン液で染色して、染色体を観察しました。

 「細胞分裂」は授業ではまだ学習していない項目でしたが、今回の実験結果を今後の学習時に活用してくださいね。

 

「長浜学びの実験室サポーター」のお願い

 「長浜学びの実験室」では、長浜市と大学が連携して「理系人材育成事業」を展開する場として、小中学校用の理科実験施設を全国的にも例のない大学内に開設し、2023年春に開設8周年を迎えました。昨年度は、長浜市内の小中学校32校に対し、68講座を開講し、受講された児童・生徒の9割以上が「講座に満足」と回答しています。近いうちにAIを導入した学習プランも視野に入れた事業として、持続的な理系人材の育成を目標としています。

 次世代の人材を育成する事業は、息長く続けてこそ成果が生まれるものです。「長浜学びの実験室」もまた、長く継続しなければならないと考えています。それには、実験室を維持するための運営費用や実験機器の更新費用が必要となります。そこで、長浜学びの実験室に対して継続的な財政支援を行う「長浜学びの実験室サポーター」を2020年度から募っています。この趣旨をご理解いただき、「長浜学びの実験室サポーター」としてご寄付いただける方は財務担当までまでご連絡ください。詳細な資料をお送りいたします。

連絡先  長浜バイオ大学 大学管理運営機構 財務担当
 〒526-0829 滋賀県長浜市田村町1266番地
 TEL:0749-64-8100 FAX:0749-64-8140
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