×

河瀬高校生が「総合的な探究の時間」のインタビューで来学しました

2022年12月14日、滋賀県立河瀬高等学校2年生の4名が「総合的な探究の時間」の課題として本学の教員にインタビューするため、来学しました。

2名は齊藤修先生(アニマルバイオサイエンス学科)に「なぜ野生動物達は絶滅の危機に追いやられているのか」というテーマについて、インタビューしました。琵琶湖を擁する滋賀県の環境や、滋賀県版レッドリストに掲載されるオオサンショウウオなどの生きもの、先生とその研究室が取り組むヤマトサンショウウオなどの小型のサンショウウオの保護・調査活動について、齊藤先生より説明がありました。

特別天然記念物でもある、日本固有種のオオサンショウウオの数が減少したのは、人間が川にダムなどを造ったことでオオサンショウウオが繁殖のために上流に移動できなくなったことや、中国から持ち込まれたオオサンショウウオが野に放たれ、交雑が進んでしまったことが理由であること、また、もともと住み分けをしていたカエルも宅地開発で住む場所を追われ、交雑が進んで絶滅の危機に瀕しているということが説明されました。生徒からは「絶滅の原因は人が作っているものが多いとわかりました」という感想が聞かれました。絶滅危惧種や外来種を見つけたらするべきこと、1種類の生物が絶滅してしまうことでの影響や規模など、生徒からのさまざまな質問に、齊藤先生は丁寧に回答していました。

他の2名は大森義裕先生(フロンティアバイオサイエンス学科)に「人間の進化について」を取材しました。人間は今後どう進化するのか、人間が絶滅、または進化する可能性はあるのか、など、生徒たちからの質問で話が盛り上がり、大森先生は講義に行かなければならないタイムリミットぎりぎりまで答えました。

これらのインタビューの成果は、3学期にポスターにまとめて発表するとのことです。