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虎姫高校生がミミズを電子顕微鏡で観察しました

本学と包括連携協定を結ぶ滋賀県立虎姫高等学校はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定を受けており、独自の教科「究理」を開講しています。2022年12月9日、2年生の「究理II」で生物ゼミを選択し「ミミズの光感知部位の特定」の研究を進める4名が来学し、電子顕微鏡を使用した実験を行いました。

齊藤修先生(アニマルバイオサイエンス学科)のアテンドで、奈良篤樹先生(メディカルバイオサイエンス学科)のもとを訪れて、ミミズの頭部を電子顕微鏡で観察しました。ミミズには明確な「目」はありませんが、これまでの実験で頭部に光を感知する部位があると推定されるためです。

持ち込まれたミミズは頭部と尾部がわかりづらく、頭部だと思って機器にセットしたものが実は尾部だったり、凍結してセットした段階で試料が壊れてしまったりと、少し手間取りましたが、無事に頭部の画像が表示されました。さらに、画像部分の元素分析も行い、ミミズが食べているものも推定することができました。

生徒たちは発表時に使えるように動画や写真を撮影したり、電子顕微鏡の仕組みについて説明を受けたり、実際に操作したりと、積極的に取り組んでいました。

本学は今後も引き続き、虎姫高等学校のSSHの取り組みや研究を支援していきます。

奈良先生のYouTubeチャンネル「電顕ビデオ」で、この時の様子を撮影したショートムービーが公開されています。わかりやすく、楽しくまとめられていますので、ぜひご覧ください。