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環びわ湖大学・地域コンソーシアム地域交流に参加

環びわ湖大学・地域コンソーシアム学生支援事業
『環(わ)〜手を繋ごう1万人のびわ湖大使〜』

環びわ湖コンソ―シアム (1)
「環びわ湖大学・地域コンソーシアム」は滋賀県内にある13大学が加盟する、学生の相互交流および大学生と地域との交流をめざす社団法人です。以前から毎年学生間の交流を図る企画を実施していましたが、今年は、10月2日(土)・3日(日)に『環(わ)〜手を繋ごう1万人のびわ湖大使〜』を行いました。これは、滋賀県内の各大学から5名ずつ学生が集まって船で琵琶湖を周航し、地域住民とも交流した後、一泊して研修をする、というものです。長浜バイオ大からは学生5名と職員1名が参加しました。(全体では学生職員合わせて64名の参加)
当日は、長浜港から客船メグミに乗り込み出港しました。天気に恵まれ、琵琶湖の湖面もきらきら輝く絶好の周航日和で、気持ちの良い船旅を楽しめました。最初の寄港地は竹生島で、上陸前に宝厳寺住職さんから竹生島の歴史や建築物についての説明を受けました。伝承では、伊吹山に切られて琵琶湖に落ちた浅井姫(金糞山)の首が竹生島になったらしい...。竹生島では、長い階段を上って、宝厳寺や都久夫須麻神社などを拝観しました。
次に沖島に上陸しました。沖島は、日本で唯一、世界でも珍しい淡水湖に浮かぶ有人島です。人口約450人、漁業の島で、船を1軒に1隻以上所有しているということ。そこで、島の人たちと交流するのに3班に分かれて、子供たちと一緒に島巡りをしたり、地引網を体験したり清掃ボランティアをしたりしました。
土曜日は守山に宿泊しました。夜も熱心に沖島で学んだ内容の発表会に向けた討議を行いました。12月に発表会を予定しています。
翌日曜日は、琵琶湖の自然についても歴史についてもよくわかる草津の琵琶湖博物館を見学しました。水槽展示も興味深いものが多いです。
このように、企画は琵琶湖尽くしの2日間でした。琵琶湖について新たに知ることも多く、また自分たちとの関わりも考えさせられる機会になりました。それと、他大学の学生たちと交流したり論議したりできたことは、普段あまりできないことでとても良い経験でした。

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2010年10月1日 京都新聞より

環びわ湖大学・地域コンソーシアム 湖国魅力発見あす始動
1泊2日で学生ら

地域貢献を目指して、滋賀県内13大学・短期大学が4月に設立した「環びわ湖大学・地域コンソーシアム」の地域交流事業が2日から、1泊2日の日程で初めて行われる。大学生が沖島(近江八幡市)で地元の小学生と島内を歩くなどして、新鮮な目線で湖国の魅力を発見する試み。
地域交流は、各大学から計約50人が参加する。沖島では小学生の案内で島内をめぐり、一緒に遊びながら生活の様子を聞く。地元漁協の協力で地引き網を体験し、獲れた外来魚が何を食べているかを調べたり、島に流れ着くごみを清掃する。竹生島(長浜市)の宝厳寺など史跡見学もする。
学生たちは今春から計6回、滋賀の魅力発見をテーマにした地域交流の内容について話し合ってきた。1泊2日の期間中も魅力について意見を出し合い、その成果を地域振興への提言としてまとめ、12月に彦根市で開く発表会で報告する。
同コンソーシアムは「地元では見えにくい魅力を見つけたり、参加した学生が卒業後、その魅力を全国各地で広める効果に期待したい」と話している。(鈴木雅人)