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地域経済発展フォーラムに長浜バイオ大学留学生が参加

 9月5日(日)、 長浜バイオ大学で、長浜青年会議所創立55周年記念事業「湖北コア・イノベーション構想推進事業」として、〜国際化が湖北を変える〜をキーワードにジェフ・バーグランド氏をゲストに迎え、「地域経済発展フォーラム2010」が開催されました。

 第1部の基調講演『異文化コミュニケーションによる地域の発展』では、京都外国語大学・大学院の教授であるジェフ・バーグランド氏が講演されました。

 第2部のパネルディスカッション「湖北人の国際的感覚〜ここが変だよ湖北人〜」では、パネラーとして、青年会議所の上田理事長、国際交流を研究されている、名城大学の福島教授や大阪市立大学の瀬田准教授、湖北在住の外国人のほか、本学からは留学生5名と、日本語教師が参加しました。コーディネーターはジェフ氏が務めました。

 第3部は、「国際交流〜ワールドパーティ〜」ということで、本学のすぐ近くにある琵琶湖さいかち浜で、様々な国の料理を楽しみながら、交流を深める会として催されました。

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近江毎夕新聞 2010年9月4日より
ジェフさんが基調講演  あすバイオ大でフォーラム
 社団法人・長浜青年会議所(上田貴麿・理事長)はあす5日午後1時から、長浜市田村町の長浜バイオ大学で「地域経済発展フォーラム2010」を開く。青年会議所創立55周年を記念し、湖北経済発展につながる「新しい価値の創造」をテーマに、国際化と湖北のまちづくりを講演や、パネルディスカッションで探る。
 京都在住41年のジェフ・バークランド京都外国語大学教授が「異文化コミュニケーションによる地域の発展」をテーマに基調講演するほか、バークランドさんをコーディネーターに長浜バイオ大学の学生や長浜市のALT(外国語指導助手)らが「湖北人の国際的感覚」をテーマにパネルディスカッションする。青年会議所メンバーによる国際化戦略のプレゼンテーションもある。
 バークランドさんは関西弁を自在に操る日本通の米国人としてTVのレポーター、コメンテーターなどで活躍。日本人の精神性、感受性、文化を独自の視点で考察した著書も多い。(後略)

滋賀夕刊 2010年9月6日より
国際化テーマに討論  JC主催、大学教授や留学生が参加
 長浜青年会議所(上田貴麿理事長)は5日、長浜バイオ大学で「国際化が湖北を変える」をテーマにフォーラムを開き、京都外大教授でアメリカ出身のジェフ・バークランドさんやバイオ大留学生らが、国際的視点から見た湖北地域について意見を交わした。
 外国人出席者は「自然公園に来た感じ」「琵琶湖の夕日を浴びる湖岸は気持ちいい」と、琵琶湖などの自然が湖北地域の魅力とした。一方で、「家の前にバス停があるが、本当に走っているのか。長浜でバスに乗ったことがない」「浅井からは長浜に来るのに自転車を使っている。雪が降れば難しい」など、公共交通の問題点を指摘した。
 こんほか、「日本は侍、寿司のイメージで着物姿の人がいると思っていたので残念」「料理に砂糖をいれるのがありえない。なぜ甘いのか」など文化ギャップを語った。
 名城大・福島茂教授(都市工学)は「皆さんが琵琶湖を思っているのは、求心力になる。外国人を含む市民参加の町づくりを」と訴え、上田理事長は「子ども歌舞伎も世界に打ち出せる素地を持っている。外国人にもう一度来たいと思ってもらえるような町をつくりたい」と語った。
 最後はバークランドさんが「意見の衝突で摩擦が起こるが、摩擦がなければ火は起こらない」と異文化交流の大切さを説いた。