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ビワマスの食味試験を実施しました

2022年8月26日、養殖ビワマスの食味試験が行われました。

ビワマスは「琵琶湖の宝石」とも呼ばれ、くせがなく上品な甘みをもった脂がのっているのが特長です。養殖ビワマスの飼料の開発に取り組むアニマルバイオサイエンス学科・河内浩行先生の食品分子機能学研究室が主催し、教職員や学生が参加しました。従来のニジマス用飼料のほか、酒粕、おからなどの残渣やオマールエビ、蚕を加えた飼料を与えたものなど、4種類の飼料で育てたビワマスを食べ比べて評価しました。

どれがどの飼料で育てられたものかわからない状態で、ひと口ごとに水で口をすすぎながら、他の人との意見交換などはせずに黙々と試験が行われました。外観(色など)、脂の乗り、食感(舌触り、歯触り)、味の4点について評価します。外観の評価のためには4種類それぞれの半身が用意されました。

河内先生は「脂の乗りや色をよくするために、飼料の配合を考えている。昨年うまくいかなかったところを改善し、コスト面との調整を行いながら進めている」とコメントしていました。