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臨床検査学コースの学生が学会発表

2022年8月18日、19日に、埼玉医科大学 日高キャンパスで開催された「第16回日本臨床検査学教育学会学術大会」の学部生セッションで、臨床検査学コース4年次生2名が発表を行いました。

栁谷実里さんが「Duchenne 型筋ジストロフィーにおける心電図の経年的変化と正常値との比較について」、森地祥太郎さんが「デュシェンヌ型筋ジストロフィー患者の将来的な心機能低下の予測に心電図R波を用いる有用性」の演題で発表しました。

長浜バイオ大学では、学部生の段階から学会で発表を行うことが珍しくありません。2人が所属する機能診断学研究室(山本哲志准教授)でも学会発表を強く奨励しており、綿密な準備を経て外部で発表を行ったことは、よい経験になったことでしょう。

《指導教員の山本先生から、レポートが届きましたので紹介します。》

発表会場は通常の教室で現地では20人程度の聴衆でしたが、コロナ感染に伴いZoomでも視聴できるハイブリットで開催され、かなり多くの教員や学生が視聴していたと思います。本学の教室でも視聴していたと聞いています。事前の練習通りに落ち着いて発表を行ったと私は思いました。また質疑応答では多くの演題はフロアの聴衆の興味を引くことが無く、フロアの聴衆から質問が出ず座長が行いますが、本学の2人のプレゼンはフロアの聴衆の興味を引く良いプレゼンができたので、栁谷さんは5題、森地君は3題の質問がフロアから出ていました。もちろん私が助けることなく本人がすべて答えました。発表が終わった後の本人たちはかなり疲れていました。今回の学部生の55演題の発表で評価の高かった3位までには入りませんでしたが、私の評価(あくまでも主観的判断)は4位でした。

今回の発表を通じて、発表用の抄録を書いたことも発表用スライドを作ったことが無い2人でしたが、『過去の抄録を見ながら自分たちで試行錯誤し、今回の発表用スライドも自分たちで作成し、学内の予演会では多くの批判を受け頭を抱えて大いに悩んで、そして良い発表が出来た』この達成感が今回の発表で得られた一番大きなもののように思っています。今後も小さなことでも発表する事を続けて欲しいと願っています。