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㈱日吉の広報誌に本学学生のインターンシップ体験記

 株式会社日吉の広報誌「日吉通信」No.229にインターンシップ受入れが報告され、本学大学院1回生森田真希さんの体験記も掲載されました。

長浜バイオ大学インターン生受入れ
  ダイオキシン係  半田 洋士

 9月13日〜9月24日の約2週間、長浜バイオ大学のインターン生(大学院1年)1名の研修をバイオチームで行った。滋賀ではお馴染みになったが、長浜バイオ大学はバイオサイエンス、バイオテクノロジー分野を学ぶ日本唯一の単科大学として2003年4月に開学し、また昨年の4月にはアニマルバイオサイエンス学科・コンピュータバイオサイエンス学科も開設され、より実践的な教育を行っている大学である。
 今回研修生にはケイラックスの一通りの作業を理解してもらう為にダイオキシンの前処理から、細胞操作、曝露、アッセイを行った。今回の研修では日頃、大学で行っている様な実験では無く、仕事としての実践的な作業をしてもらった為、大学の実験では経験出来ない体験が出来たと思う。研修生は今回初めてのインターンとの事であったが、その経験は、普段の学生実験・講義では得る事の出来ない良い体験であったと話してくれた。今後は就職活動と修論実験を行う様であるが、実務経験が今後の活動の糧になってくれたと思う。

 長浜バイオ大学  森田 真希

 先日はお忙しい中、9月13日から9月24日の8日間という短い間でしたが丁寧なご指導いただき、大変感謝いたしております。私は、大学院ではホヤの遺伝子発現について研究しており、普段分析をしている訳ではありませんが、環境ビジネス全般に関心を持っております。普段は見ることができない現場を経験し、吸収したいと思い、インターンシップに参加しました。
 今回、最も感じたことは、従業員の皆様一人一人が責任を持って仕事に臨んでおられる姿でした。それは、正社員の方だけでなく、パート従業員の方々も含め、すべての方がプロフェッショナルであると感じました。私はCALUX Assay によるダイオキシンの分析をさせていただきましたが、全ての作業が非常に重要で、1つのミスが結果に大きく影響を与えてしまうかもしれません。それは自分の研究でも同じですが、そこに顧客がいる訳ではありません。普段も集中して行っているつもりでしたが、実際の仕事ではまだまだ通用しないことを痛感いたしました。顧客の求める納期までに仕事を終わらせなければ、次の仕事を失う事になることもあり、サービスに早さ、質、量が求められる厳しい業界であること知りました。このことは、普段の自分の研究だけでなく、実際に就職し仕事をしていく際にもつながる、非常に重要な経験になりました。
 また、仕事場の雰囲気がとても良く、従業員の方々の仲の良さを感じました。特に会長様にもお声をお掛けいただき、驚きと共に貴重なお話をいただきました。実際にご指導いただいた担当者の方々は、毎年国内だけでなく海外の研修生を受け入れておられるだけあって、とてもわかりやすいご指導でした。なかなか行動するきっかけを掴めず悩んでいた時には、もっと積極的に行動するようにご指摘をいただき、そして、仕事のご指導の一言一言にも学ぶべきことが多く、毎日が非常に有意義に過ごせました。このように、教育に関しても積極的に取り組まれている姿勢には大変共感しました。
 この貴重な経験を少しでも生かせる様に行動して行きたいと思います。
 最後になりましたが、この度は、インターンシップに受け入れていただき、誠にありがとうございました。