本学ならではのユニークな学習プログラムは、文部科学省の事業に選定されています。
文部科学省の「戦略的大学連携支援事業」に選定された本学と滋賀医科大学との大学間連携。教材開発や共同講義では想定以上の成果をあげ、医学に関連する本学のカリキュラムも充実してきました。今年度は、いよいよ共同大学院開設の事業に取り組むことになっています。
共同での教材開発では、ヒト臓器を用いた解剖実習を可能する脳の包理標本を開発。コンピュータグラフィックスを駆使した臓器3D立体画像の作成、インフルエンザウイルスや健康に関する遺伝子を対象にした研究と教育教材の開発などの成果をあげています。
共同講義では本学4回生を対象に「医学生物学」の講義が滋賀医科大学の教員によりスタート、大学院でも「バイオ機能科学技術特論」が同様に開講されるなど医学関連のカリキュラムの充実が図れました。
共同研究では、ゲノム創薬の開発などを目的とした、メダカを用いた疾患モデル作製の研究に注目が集まっています。
滋賀医科大学教員による動物科学基礎実験の訓練講義
脳の3D解剖教材
修士と博士課程がある本学大学院と、医学部が6年制のため博士課程のみの滋賀医科大学大学院という条件の違いがある中で、特別研究がスムーズに行えるシステムをどのように構築するのかなどの具体的な検討に今年度着手し、全国にも例のないユニークな共同大学院の開設を目指します。