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学会で活躍した3人の大学院生を学生表彰

1月8日、学会でポスター賞を受賞した、大学院生3人の学生表彰を執り行いました。表彰を受けたのは、第53回植物化学調節学会でポスター賞を受賞した今尾優吾さん(博士課程前期課程2年)、第9回スクリーニング学研究会で優秀ポスター発表賞を受賞した小野公輔さんと宮木明朗さん(ともに博士課程前期課程1年)です。

今尾さんは、「鞭毛タンパク質フラジェリンのCD2-1領域に対するイネ受容体の同定」の演題で、イネが病原体をどのように認識して、自分を守るために免疫を誘導しているのかについての研究成果を発表、100題を超える中から受賞しました。小野さんと宮木さんは、「ディープラーニングによるラベルフリー・非侵襲的な細胞の生死識別・計数技術の開発」の演題で、がん化した細胞の画像をAIに読み取らせることで、細胞の培養を止めることなく抗がん剤の濃度による効力を調べる方法を開発し、発表者が製薬会社の開発担当者が多い中で大きな反響を得ました。

表彰式で植月太一学生教育推進学生担当副機構長は、「学生担当という役務からいろいろな場面で学生と接しますが、私にとってこの学生表彰というのはとても嬉しいものです。しかも新年早々3人もの学生を表彰することができ、本人にとって名誉なのはもちろんのこと、社会に対してもアピールできたことを大学としてもお礼を申し上げたい」と述べました。