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ポスター発表賞を受賞した森川広樹さんを学生表彰

IMG_787412月26日、森川広樹さん(本学大学院バイオサイエンス研究科博士課程前期課程1年)の学生表彰が行われ、三輪正直学長から表彰状と副賞が手渡されるとともに、蔡晃植研究科長と指導教員の向井秀仁先生、植月太一学生教育推進学生担当副機構長から、それぞれお祝いと激励を受けました。

今回の学生表彰は、日本ペプチド学会主催の第53回ペプチド討論会においてポスター発表し、Award for Excellence at Poster Presentation(ポスター発表賞)を受賞したことにたいしての表彰です。大学院修士課程の学生がこの賞を受賞することは稀で、かつ1年生での受賞はこれまでほとんど例がありません。

演題は、「Preparation of specific neutralizing monoclonal antibody against mitocryptide-3 for the elucidation of its physiological roles(マイトクリプタイド-3の生理的機能解析を目的とした特異的中和抗体の獲得)」です。この研究で、23個のアミノ酸がつながった、からだを守る反応である自然免疫を活性化するペプチドの中で、その活性化に重要な9個の配列を特異的に認識し結合する抗体を獲得、しかもそれがペプチドによる活性化を阻害する中和抗体であることを明らかにしました。この中和抗体の獲得で、未だ不明な点が多い自然免疫のメカニズムを明らかにすることにつながると期待されます。

表彰式で向井先生は、「今回はポスター発表だったが、今後実験を進めて研究成果を論文にして、今度は学会、国際学会での発表を期待しています。」と激励しました。

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