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湖東・湖北4大学による交流ワークショップを実施

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 6月7日(土)、8日(日)、大学サテライト・プラザ彦根(彦根市)において、滋賀大学・滋賀県立大学・聖泉大学・長浜バイオ大学の4大学が合同で、1泊2日のワークショップを開催しました。本学からは留学生2人を含む、学部1年次から大学院修士課程2年までの7人が参加しました。学生25人(うち留学生6人)、教職員11人の総勢36人で「グローバルな視点を学ぶワークショップ」をテーマに、2日間にわたってディスカッションをおこないました。

ゲストスピーカーの日本電気硝子株式会社の津田幸一さん、株式会社日吉の大角浩子さんから、企業が求めるグローバル人材についてのお話を聞いた後、グループに分かれて「グローバル人材とは何か」「留学生と日本の学生の考え(人生観)の違い」などのテーマで議論し、それぞれの考えを深めました。
学生たちは、2日間の議論と宿泊施設での共同生活を通じて、日常の大学生活だけでは得られない価値観の違いに触れるとともに、新たな交友関係を築くことができました。
この取組は、文部科学省「産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業」に採択された滋賀大学・滋賀県立大学・聖泉大学・長浜バイオ大学の湖東・湖北4大学が合同で学生交流をおこなっているものです。

【参加学生のコメント】

バイオサイエンス学科 3年次  姜 山

6月7、8日、私は『産業界ニーズ事業関連4大学研修』というワークショップに参加した。一泊二日のワークショップの中で私は異文化を感じたり、留学生として日本人学生との違いを感じたり、また、これからの大学生活あるいは社会に出た際、どうやって活動していくのかについて新たな認識を持った。
今回、私たちは、産業界が求める「グローバル人材」とは何かについて激しい議論を展開した。留学生と日本人学生は、互いの意見を交換し、意識が一致した点と異なった点を客観的に考察した。意見の一致した点は、グローバル人材の基本的な要素、言語力、専門性、コミュニケーション力、また、周囲の環境に慣れる力などである。一方意見の異なった点は、第二外国語の必要性と異文化に対する考え方であった。非常にいい雰囲気で、互いに素晴らしい視点のもとに真面目な議論が展開された。楽しかった。
ところで、留学生として私は一つの疑問がある。なぜ多くの留学生はなかなか日本人学生の中に入りづらいのか、交流が少ないのか。多分、互いに接点がない、互いに何も知らないから心配だということが一つ重要な原因だと思う。確かに、人間は同様に未知の世界に恐怖を感じている。しかし、その恐怖に対して第一歩を踏み出したら、世界が明るくなる。その第一歩を踏み出すために必要なものは、真のグローバル人材になるために必要なものと全く一緒ではないだろうか。
大変有意義な二日間、ありがとうございました。

コンピュータバイオサイエンス学科 3年次  赤井 勇

私は『産業界ニーズ事業関連4大学研修』を通して、 たくさんの学びを得ました。 合宿のテーマは『グローバルな視点を学ぶ』ということでした。日本人学生だけではなく、中国人留学生もおり、外から見た日本人について、出し惜しみなく語ってもらいました。それらも踏まえて、グローバルな人材になるため、何をすべきか、何が求められるかを話し合いました。
例えば、ビジネスの場面を考えてみると、日本では、様々なサービスの供給が飽和し、国内だけでは利益を上げにくくなっています。そのため、国内に留まらず、海外へ飛び出し、ビジネスを展開せざるをえなくなっています。自分としては、正直嫌な時代に生まれたという思いを持っています。内にこもること=悪、外へ出ること=善。いつの間にか、このような方程式が、成り立っているように思えるからです。一見理不尽に見える世の中ですが、立ち止まっていては何も始まらないこともまた事実です。結局は前に進むしかありません。
私は『グローバル』というテーマを通して、億劫にもなりましたが、反対に期待もしています。国外の可能性、自分の可能性、それらに期待して、どんどん 日本人以外の輪も繋げていこうと思いました。

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