11月17日(日)に、長浜市立南中学校において、中学2年生を対象とした親子フォーラムが開催されました。このフォーラムは同校の学校運営協議会が開催するもので、今年は2年生向けの企画として「身近な科学で楽しもう」が計画され、本学からは、協力を依頼されたEntrance to Sciencesのメンバーを中心とする14名の学生が参加しました。 当日はまず、科学の面白さを表現した寸劇から入り、中学生たちの関心を一気に引きつけました。その後、浮力、水上飛行機、乳化、スライム、静電気などの8つの実験ブースに分かれた学生たちは、8班に分かれた中学生たちが10分ごとにブースを回るなか、次々と実験を披露していきました。各ブースでは、中学生と保護者の方たちの歓声がおき、科学実験の面白さを堪能していただけたようです。 〔参加した学生〕 バイオサイエンス学科3年次生:今中瞭二、齋藤和音、谷 幸樹、中西健太、福井茜音、同2年次生:山本翔大、同1年次生:井上慶郎、河口直輝、木村栞菜、近藤晴香、本田和幹 アニマルバイオサイエンス学科3年次生:小杉龍哉、同2年次生:上甲千鈴 コンピュータバイオサイエンス学科2年次生:赤井 勇 【山本翔大さんのコメント】 今回、親子フォーラムに参加させていただき『伝えること』の難しさを実感しました。 自分は「水上飛行機」の実験ブースを担当し、界面活性剤と表面張力の原理について説明しました。どちらも身近にある科学なのですが、中学校の教科書には載っていない内容です。これらを、約7,8分で伝えなければいけなかったので非常に苦労しました。口頭で説明したり、プリントを作ったりと試行錯誤した結果、生徒自身が水の分子になり、実験で何が起こったのかを表現するという"体験型"の伝え方が最も生徒の興味を引けたのではないかと思います。 このイベントを通して、事実を分かりやすく説明するには、相手の立場や年齢にあった伝え方を考えることが何よりも大切だということをあらためて勉強できたように思います。