長浜バイオ大学は、文部科学省の平成29年度私立大学研究ブランディング事業採択の「フレキシブル植物工場システムと先端バイオ技術を基盤とした新たなグリーンイノベーション」事業の一つで、地域の伝承野菜である「尾上菜」のブランド化をめざして、長浜農業高校、滋賀県調理短期大学校、長浜市、一般社団法人バイオビジネス創出研究会と協同でさまざまな取り組みを行っています。
4月25日に長浜農業高校と行った前回の講座では、原種に近い尾上菜の作出を目的とした人工授粉の体験と、尾上菜を栽培している農家からの聞き取り調査を行いました。今回は、尾上菜栽培農家訪問の振り返り学習として、本学フロンティアバイオサイエンス学科助教の古川岳人先生の指導で、聞き取り調査で得た情報をポスターにまとめるワークショップを実施しました。生徒は4人1組となり、その日の様子を記録した日誌を見ながら、調査内容を付箋に記入、同じような内容が書かれている付箋をまとめて整理しポスターに仕上げました。最後に各グループごとにポスター発表を行いました。
生徒の発表について古川先生は、「どのグループも良くまとまっていました。皆さんのコミュニケーションも良く取れていました」と講評しました。生徒は、このポスターをさらに仕上げて、7月のシンポジウムで発表する予定となっています。次回7月3日の講座では、いよいよ種の採取を行う予定となっています。